燕岳 ( 燕岳:2,763.0m ) 2014.11.21 登山



【PHOTO & 記録 燕岳 12】

 

八ヶ岳蓼科山 (写真 最後方、右から 1/3程の所に見える山) で終わりになると、すぐ目の前の有明山が目に入る。
ここから見る有明山は、有明富士 (あるいは信濃富士) の名を持つとおり、 富士山と同じ形をしている。

蓼科山の左下方に平らな山並みが見えているが、 どうやら美ヶ原のようである。

そして、展望は東の 浅間山へと戻る。

素晴らしい展望を もっと眺めていたいところであるが、何せ風が冷たく、 手袋をしている手も かじかみ始める状況となったので、13時1分、下山することにする。
この間、約 10分、頂上独り占め状態であった。

下山は北燕岳 (写真) 側へと下り、 途中左に道をとって巻き道を進み、メガネ岩の上部まで戻る。
北燕岳まで道はハッキリと見えていたものの、冷たい風が吹く中、とても行く気にはなれない。

後は往路を戻るのだが、途中、 何遍も燕岳を振り返り、写真を撮りまくる。

この山は山頂展望が素晴らしいのは勿論のこと、山自体も、風化した花崗岩、白き砂、 そして今の時期は そこに雪がアクセントを加え (無雪期は緑のハイマツがそれに代わる)、大変魅力的で美しい。
これは本日のような好コンディションの下だからこそであり、このところ、天気予報に裏切られることが多かっただけに、喜びは大きい。

燕山荘には 13時32分に戻り着く。ここでもう一度休憩する。

ここまで それぞれの場所における到着時刻を記してきたが、 実のところ、時刻の方は帰宅後、写真にて確認の上、記したものである (デジカメは撮影時刻も記録されている)

実際は、全く時間を確認することなくここまで過ごしてきており、この燕山荘に戻り着いての休憩中に初めて腕時計を見たところ、 14時近くなっていることを知ってビックリした次第である。
燕山荘からの山頂往復、そしてその前後 2回の休憩、それぞれ かなりノンビリ・ユックリとしていたら、大分遅くなってしまった。
慌てて下山する。時刻は13時52分。

アイゼンを利かせ、雪道を下る。
途中、合戦沢ノ頭にテントを張っている人達がいたが、果たして許されるのだろうか。

順調に下り、合戦小屋には 14時23分に戻り着く。
小屋で小用を足した後、恐らく本日下山する者の しんがりであろう と思いつつ登山道を下る (実際には、 この後 トレランの若者に抜かれた)
富士見ベンチを 14時42分、第三ベンチを 15時丁度に通過し、第二ベンチには 15時20分に到着。ここでノドを潤す。

そして第一ベンチに到着したのは 15時39分。
ここで小腹を満たし、アイゼンを外した後、15時50分に出発する。
第一ベンチからは、雪が無いところが多くなったとはいえ、雪のあるところは結構 凍っていて、階段、坂道で少々苦労する。
登山口には 16時14分に到着。車道を下り、駐車場には 16時20分に戻り着いたのだった。

本日は、目論見通りの天候となり、初冬の山を大いに楽しんだのだった。
ただ、雪は意外に少なく、雪山という点では、昨年同時期の 麦草岳の方が楽しめた気がする。
しかし、何といっても、頂上からの展望も含め、 燕岳の持つ魅力を十分に堪能できたので、 文句のない山行であった。


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