燕岳 ( 燕岳:2,763.0m ) 2014.11.21 登山



【PHOTO & 記録 燕岳 10】

 

黒部五郎岳の左側には、 三俣蓮華岳 (写真 中央左より) が見えている。
この山も、先の鷲羽岳とともに 裏銀座縦走コースに含まれており、小生も裏銀座を縦走した際、 鷲羽岳とこの三俣蓮華岳の鞍部にある 三俣山荘前にてテント泊をしたのであった。 今から 23年も前のことである。

また、三俣蓮華岳の左に横長の山が見えているが、 2,854m峰で、国土地理院の電子国土基本図 (地図情報) には名前が載っていない。
しかし、昭文社の地図には 丸山と記載されている。

その丸山の左には、双六岳が見える (写真 右端の高み)
また、写真を拡大しないと分からないが、双六岳から左に延びる尾根の後方に、 2つほどピークが顔を出しており、その左側のピークが双六岳南峰である (右側のピークは双六岳のすぐ左にあり、写真で確認できる)

双六岳から左に延びる尾根が下りに入ると、 代わって手前から山が盛り上がってきているが、この山が樅沢岳である (写真の左から 1/3程の所にある山)
双六岳と樅沢岳の鞍部には双六小屋があり、これまた写真を拡大すると双六小屋らしき建物が写っているのを確認できる。

また、樅沢岳の左下方に見える黒い山は硫黄岳である。

樅沢岳の左側には 笠ヶ岳が見えている。
笠ヶ岳の右下には小笠も見え、写真を拡大すると、小笠の左には笠ヶ岳山荘も確認することができる。
ただ、最近登った槍ヶ岳焼岳では、 常に抜戸岳が笠ヶ岳の右側に位置していたため、 笠ヶ岳の左側に抜戸岳があることが奇異に感じられる。

また、こちらから見る笠ヶ岳の形は、 先般の焼岳から見たピラミダルな姿と違い、イメージ通りの、 てっぺんが平らな 『 深編笠 (浪人笠)』 の形をしている。

笠ヶ岳の前を 樅沢岳から続く尾根が横切り、そのまま小槍を従えた 槍ヶ岳に向かって延びている。 西鎌尾根である。
となると、その西鎌尾根上の、笠ヶ岳の真下に見える高みは、左俣岳ということになろう。

槍ヶ岳からは、東 (左) に延びる東鎌尾根、 9月に辿った大喰岳、中岳、南岳と続く 3,000m級の槍穂の稜線 (写真には南岳は写っていない)、 そして 途中に独標を有し、こちらへと下ってきている北鎌尾根の 3尾根に分かれているのが良く見える。

大喰岳、中岳、南岳と続く稜線の先には、 穂高連峰が見えている。
写真は 一番右が南岳の稜線。そして、大キレットを経て北穂高岳へと続いている。
しかし、先にも述べたように、ここから見る穂高連峰は、右から涸沢岳、北穂高岳、ジャンダルム、 奥穂高岳の順番になっているので、不思議な感じを受ける。

奥穂高岳の左には吊尾根が続き、 前穂高岳へと延びている。
また、吊尾根の下方に山が見えているが、恐らく大天井岳の隣にある牛首展望台 (手前)、 その右後方が西岳であろう。
東鎌尾根を辿る表銀座縦走コースは、この西岳にて北へと向きを変え、 この燕岳、そして中房温泉へと続いている。

こちらは、吊尾根の先にある前穂高岳 (写真 右端)
そして、その左の大きな山は大天井岳である。
前述したように、吊尾根の下方に見えている山は恐らく牛首展望台で、表銀座縦走コースは西岳、赤岩岳を通過し、 この展望台を巻いた後、大天井岳を越えて、 この燕岳へと続いている。


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