こちらは、先程の石積みの九十九折りよりも距離は短いものの、 やはり登りは苦しい。 石積みの道が終わると、道は斜面を横切るように進んだ後、
大きな岩の左手にある急斜面をジグザグに登っていく。 そして、息を切らせつつ何とか斜面を登り終えて尾根上に飛び出すと、
そこには 『 日原 』 方面を示す手書き標識が置かれていた。 | |
ここから暫くの間は緩やかな登りが続くようになってホッとする。 斜面は広く、足下は落ち葉が敷き詰められているため、 少々道が見分けにくいところがあるが、迷うほどでは無い。 やがて、緩やかに登って小さな支尾根に登り着く。 その尾根の逆方向を見ると、
途中に小さな祠があり、また、標識の少し上方にも壊れた祠が置かれている。 |
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ここからも緩やかな登り、あるいは平らな道が続く。 道はそこから、左に下る斜面を横切って進む。 その後、道は右側の斜面をジグザグに登っていくようになる。 | |
やがて、
『 水源林巡視道 』 と書かれた古い標識が現れ、今進んでいる道とは別の道がそこから左に出ている。 なお、登山道と同じ方向を示す右側の標識には、消えかけてはいるものの手書きによる 『 天祖山 』 の文字が確認できる。時刻は 7時59分。 ここまでほとんど展望の無い状態が続いていたが、この辺では樹林の間から本仁田山が見えるようになる
(写真)。 |
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周囲は新緑が眩しいものの、 足下には枯れ葉がビッシリと敷かれており、全くといって良い程 下草は見られない。 緩やかな登りも徐々に傾斜がキツクなり始め、息を切らせつつ登っていくと、
やがて台地状の場所に飛び出す。 | |
ロボット雨量計のある場所から右に少し進むと、 突然 檜林が現れ、道は参道のように左右に整然と並ぶ檜の間を進んで行く。 これはと思っていると、すぐに道の先に壊れかけた建屋が見えてくる。 板戸は外れ、床も抜け、天井も壊れかけてはいるものの、それでも奥に祭具が残っており、
3つの鏡が祀られている。 ここで休憩しても良かったのだが、何となく薄気味悪いため、そのまま神社の裏手へと進む。 |
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