天祖山、酉谷山、天目山 ( 天祖山:1,723.3m、酉谷山:1,718.3m、天目山:1,576.0m ) 2018.5.11 登山



【PHOTO & 記録 天祖山、酉谷山、天目山 2】

こちらは、先程の石積みの九十九折りよりも距離は短いものの、 やはり登りは苦しい。

石積みの道が終わると、道は斜面を横切るように進んだ後、 大きな岩の左手にある急斜面をジグザグに登っていく。
足下には落ち葉や岩屑が多いため滑りやすく、またかなりの急斜面のため苦しいが、先の方に空間が見えていることに勇気づけられる。

そして、息を切らせつつ何とか斜面を登り終えて尾根上に飛び出すと、 そこには 『 日原 』 方面を示す手書き標識が置かれていた。
時刻は 7時39分。

ここから暫くの間は緩やかな登りが続くようになってホッとする。

斜面は広く、足下は落ち葉が敷き詰められているため、 少々道が見分けにくいところがあるが、迷うほどでは無い。

やがて、緩やかに登って小さな支尾根に登り着く。
そこには標識が立っており、道は急角度で右に曲がり尾根上を登る。

その尾根の逆方向を見ると、 途中に小さな祠があり、また、標識の少し上方にも壊れた祠が置かれている。
時刻は 7時50分。

ここからも緩やかな登り、あるいは平らな道が続く。
少し尾根が狭くなって傾斜が出始めると、その先にまた標識が立っており、道はそこで左に直角に曲がる。

道はそこから、左に下る斜面を横切って進む。
すぐに足下が湿っている場所を通過するが、良く見ると、斜面と道との境目に小さな横穴があり、その中では水がポタポタとしたたり落ちている。
ここが地図にある水場であろうか。
しかし、一定の量を確保するためにはかなり時間を要する状況である。

その後、道は右側の斜面をジグザグに登っていくようになる。

やがて、 『 水源林巡視道 』 と書かれた古い標識が現れ、今進んでいる道とは別の道がそこから左に出ている。
先にも述べたように、その道には石積み施工がなされている。

なお、登山道と同じ方向を示す右側の標識には、消えかけてはいるものの手書きによる 『 天祖山 』 の文字が確認できる。時刻は 7時59分。

ここまでほとんど展望の無い状態が続いていたが、この辺では樹林の間から本仁田山が見えるようになる (写真)
本仁田山は奥多摩にあってあまりポピュラーではない気がするが、先日の 鷹ノ巣山でもその姿を良く目にしており、 その存在感に驚かされる。

周囲は新緑が眩しいものの、 足下には枯れ葉がビッシリと敷かれており、全くといって良い程 下草は見られない。

緩やかな登りも徐々に傾斜がキツクなり始め、息を切らせつつ登っていくと、 やがて台地状の場所に飛び出す。
そこにはロボット雨量計 (天祖山雨量局) が置かれており、その周囲をネットが囲んでいる。
時刻は 8時14分。

ロボット雨量計のある場所から右に少し進むと、 突然 檜林が現れ、道は参道のように左右に整然と並ぶ檜の間を進んで行く。

これはと思っていると、すぐに道の先に壊れかけた建屋が見えてくる。
大日大神である。時刻は 8時17分。

板戸は外れ、床も抜け、天井も壊れかけてはいるものの、それでも奥に祭具が残っており、 3つの鏡が祀られている。
また、建屋の前には標識が立っており、『 天祖山 2.6km 』 とある。

ここで休憩しても良かったのだが、何となく薄気味悪いため、そのまま神社の裏手へと進む。



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