天祖山、酉谷山、天目山 ( 天祖山:1,723.3m、酉谷山:1,718.3m、天目山:1,576.0m ) 2018.5.11 登山



【PHOTO & 記録 天祖山、酉谷山、天目山 3】

ここからは自然林の中に杉や檜が混じる急斜面が続く。
無論、展望は得られず、我慢して登っていくしかない。
急斜面が終わると少し傾斜が緩むが、それは単なる踊り場に過ぎず、さらにまた急斜面が続く。このパターンが数回続き、かなり苦しい。

小さな振幅にてジグザグに斜面を登り、やがてその振幅が大きくなり始めると、 少し傾斜が緩み出してホッとする。
また、樹林が切れて展望も得られるようになり、六ツ石山を中心とした石尾根が見えるようになる。

周囲にはブナやミズナラが多くなり、 落ち葉の中に白い岩 (石灰岩 ?) が露出した緩やかな道が続く。

暫く進むと白い岩は見えなくなり、さらには落ち葉も消えて土と木の根が目立つ道となるが、 この辺はあまり傾斜がなく、また広々とした感じがするので、緑が映える中、気持ち良く進んでいくことができる。

少し傾斜がキツクなってくると、やがて岩が露出した狭い尾根に取り付く (写真)

傾斜はさらにキツクなるが、一方でこの辺は道が不明瞭で、岩が多く露出した尾根上を進むか、 その少し下を進むか迷うところである。
というのは、どちらもそれなりに道らしきものが見えるからであるが、少し疲れが出始めていたため、歩き易そうな尾根の左下を登る。

しかし、尾根の少し下を進む道は途中で行き詰まり、 尾根上へと登らざるをえなくなる。岩場を登って無理矢理に尾根上に飛び出すと、 少し下方に祠の屋根が転がっているのが目に入る (写真)
やはり尾根上を進む方が正しかったようで、もしかしたら、いくつか祠を見逃したのかも知れない。

ここからは尾根上を進む。
石碑のように岩が 3つ並ぶ場所を過ぎると少し傾斜が緩み始めたので、朝食から 3時間を経過していることを考慮し、休憩する。時刻は 9時19分。

なお、周囲を見渡すと今度は 鷹ノ巣山が見えるようになるが、 葉が邪魔をして見通すことができない。

5分程休んでさらに先へと進む。
道は一旦平らになった後、また登りが始まる。

少し登っては平らな道となるといったパターンが続いた後、 道は再び岩の多い細い尾根を登っていく。
そして、その岩場を過ぎれば傾斜も緩み、広々とした尾根が続くようになり、周囲の木々には若葉が目立つようになる。

また、左手には 富士山が見えるようになって テンションが上がる。
しかし、木が邪魔でなかなか見通すことができず却ってイライラする。

後で調べると、この辺は唐松平というらしいが、 不思議なことに周囲にカラマツは見られない。

少し進むと道はまた登りに入る。
斜面には下草が見られるようになるが、一方で周囲の木々の葉はまだかなり小さい。

岩がゴロゴロした場所を通過すると、再び左手に 富士山が見えてくるが、 やはり木が邪魔である。

この状況に業を煮やし、道を外れて 富士山が見通せる場所を探し回る。
暫く歩き回って、何とか写真に収めることができたが、富士山は五合目より上が見えているという状況である。

周囲にダケカンバが多くなり、 何となく頂上が近いことが感じられるようになると、やがて先の方に赤い屋根がチラチラ見えてくる。
頂上手前にある会所に違いない。

広く平らな尾根を進み、会所の横には 10時19分に到着。
こちらの建物は先程の大日大神とは違ってしっかりとしている。

写真 右手奥に会所の赤い屋根が写っている。



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