天祖山、酉谷山、天目山 ( 天祖山:1,723.3m、酉谷山:1,718.3m、天目山:1,576.0m ) 2018.5.11 登山



【PHOTO & 記録 天祖山、酉谷山、天目山 13】

道が緩やかになるとその先で細い岩場の尾根となり、 岩場を越えて暫く平らな道を進んだ後、漸く下りが続くようになる。

周囲にはミツバツツジが多く見られ、ピンク色の花が満開で見事である。

左に檜林、右に自然林という斜面を下り、最後に落ち葉の敷かれた斜面を下れば、 やがて下方に一杯水避難小屋が見えてくる。
小屋到着は 16時43分。

小屋の前へと進み、小屋の下にあるベンチで少し休憩した後、 16時46分にヨコスズ尾根に入る。

聞いていたように、確かにこの尾根は歩き易く、また迷う心配も無い。
こちらの道をとって正解である。

右手の太陽はまだ山の上に高いが、この後 道は滝入ノ峰の東側を下って山の陰に入るため、 できるだけ急ぐ。

小さなアップダウンはあるものの、 道は総じて緩やかな下りが続く。
時折、短い急傾斜が現れた後、緩やかな下りが続くといったパターンにて、段階的に高度を下げていく。

途中、右手樹林越しに酉谷山と思しき山が見える。

道は 2つほど小さな高みを乗り越し、その先で細い鞍部を通った後、 山の左側を巻いていく (写真)
恐らく右側の高みは滝入ノ峰に続くと思われ、その尾根に赤いテープも見られたので、滝入ノ峰に直登する道もあるようだ。

滝入ノ峰の東側斜面を横切って進む。
やがて、道が右にカーブするところの左下に共同アンテナ ? を見ると (写真 中央)、 道の左側は檜と杉の植林帯、右側は自然林の滝入ノ峰の斜面という状況が長く続くようになる。

20分程その状態が続いた後に道標が現れると、右手の滝入ノ峰の斜面は終わり、 道は緩やかに左に折れて自然林の広い斜面を下っていく。
暫く緩やかに下った後、道は再び杉と檜の混合林に入るが、ここから九十九折りの急坂を下って行く。

途中、左手に金網の柵が巡らされている場所があったが、 石灰石を採掘する奥多摩工業(株)の敷地を示すものであった。

長く続くジグザグ道に嫌気が差し始めた頃、 漸く植林帯を抜け、東京都水道局日原第二配水所の施設に辿り着く。時刻は 18時18分。

すぐ下に民家の屋根が見えているので、熊鈴が鳴らないようにするとともに、3分程休憩する。
その後、民家の軒先を掠めるようにして下り、やがて石積みの法面上部を下るようになると、 下方に県道204号線や民家、そして駐在所とパトカーなどが見えてくる。もうすぐである。

写真は第二配水所付近より眺めた石尾根方面。
右の高みは城山あたりであろうか。

気持ちは逸るものの、 足下に直径 10センチほどの割石が敷かれているため歩きにくく、足が進まない。
漸くその割石もなくなると、道は歩きやすくなって左にカーブしながら下って行き、18時33分に登山口に下り立つ。

左に車道を進む。そのまま下ればすぐに駐車場だが、 途中、飲み物を買うべく法面を斜めに走る細い道を下って東日原バス停方面に下り立つ。
時刻は 18時35分。
バス停前を通り、郵便局まで歩いて自動販売機にて飲み物を購入した後、車道を戻って駐車場には 18時40分に戻り着く。

なお、バス停には 5、6人の女性登山者がバスを待っていた。
酉谷山で会った方は足が速いので、1本前のバスに乗られたようである。


本日は、奥多摩の山に区切りをつけるべく、天祖山、酉谷山、天目山に登ったが、 途中、ルート変更のことが何回も頭に浮かんだものの、最終的には初志を貫徹することができ、大変満足である。
久々に 12時間を越える登山となったものの、今まで全く足を踏み入れることのなかった山域に行くことができ、 充実感を味わうことができたのだった。

しかし、長沢背稜周辺はなかなか素晴らしいため、 こうなったら蕎麦粒山、そして芋木ノドッケも残して置く訳にはいくまい。
今回で一応 奥多摩に区切りをつけようと思っていたのだが、この分では、あと 2回ほど奥多摩に足を運ぶことになりそうである。


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