道が緩やかになるとその先で細い岩場の尾根となり、 岩場を越えて暫く平らな道を進んだ後、漸く下りが続くようになる。 周囲にはミツバツツジが多く見られ、ピンク色の花が満開で見事である。 左に檜林、右に自然林という斜面を下り、最後に落ち葉の敷かれた斜面を下れば、
やがて下方に一杯水避難小屋が見えてくる。 | |
小屋の前へと進み、小屋の下にあるベンチで少し休憩した後、 16時46分にヨコスズ尾根に入る。 聞いていたように、確かにこの尾根は歩き易く、また迷う心配も無い。 右手の太陽はまだ山の上に高いが、この後 道は滝入ノ峰の東側を下って山の陰に入るため、 できるだけ急ぐ。 |
|
小さなアップダウンはあるものの、
道は総じて緩やかな下りが続く。 途中、右手樹林越しに酉谷山と思しき山が見える。 道は 2つほど小さな高みを乗り越し、その先で細い鞍部を通った後、
山の左側を巻いていく (写真)。 | |
滝入ノ峰の東側斜面を横切って進む。 20分程その状態が続いた後に道標が現れると、右手の滝入ノ峰の斜面は終わり、
道は緩やかに左に折れて自然林の広い斜面を下っていく。 途中、左手に金網の柵が巡らされている場所があったが、 石灰石を採掘する奥多摩工業(株)の敷地を示すものであった。 |
|
長く続くジグザグ道に嫌気が差し始めた頃、 漸く植林帯を抜け、東京都水道局日原第二配水所の施設に辿り着く。時刻は 18時18分。 すぐ下に民家の屋根が見えているので、熊鈴が鳴らないようにするとともに、3分程休憩する。 写真は第二配水所付近より眺めた石尾根方面。 | |
気持ちは逸るものの、
足下に直径 10センチほどの割石が敷かれているため歩きにくく、足が進まない。 左に車道を進む。そのまま下ればすぐに駐車場だが、
途中、飲み物を買うべく法面を斜めに走る細い道を下って東日原バス停方面に下り立つ。 なお、バス停には 5、6人の女性登山者がバスを待っていた。 |
|
天 1、   天 2、   天 3、   天 4、   天 5、   天 6、   天 7、   天 8、   天 9、   天 10、   天 11、   天 12、   天 13 もご覧下さい。