薄い踏み跡を追いながら斜面を登る。 すぐ目の前に頂上らしきものが見えてきたので喜んで登っていくと、
さらに先に高みが続いてガッカリさせられる。 | |
その 2つ目の高みも空振りであったものの、やがて緩やかになった傾斜の先に草地が見えてくる。 今度こそと足を進めていくと、漸く辿り着いた所には三角点とは異なる石柱があるだけで
標識などは一切ない (写真)。 慌ててザックを下ろして地図を見ると、水松山は長沢背稜に辿り着いてから登るという位置関係にあり、 今立っているのはどうやらその西側にある高みのようである。 |
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ガッカリしながら、東 (右) へと続く薄い踏み跡を辿る。 今歩いている尾根を登山道は横切っており、
標識には 『 ← 長沢背稜・芋ノ木ドッケ、長沢山・雲取山 ―― 長沢背稜・天祖山・酉谷山・一杯水 → 』 とある。 | |
緩やかな傾斜の登り、あるいはほぼ平らな尾根が続く。 傾斜が少しキツクなってくると、やがて道は左に曲がり、 舟窪地形を塞ぐ形となっている土手状の地形を通ってその先にある高みに回り込む (写真)。 そして、ほんのひと登りすれば、そこは三等三角点のある水松山頂上であった (下の写真)。時刻は 12時7分。 ここには小さな標識が木に括り付けられている。 |
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なお、帰宅後調べると、 先程 水松山と思った高みには板小屋ノ頭 (アララギ谷ノ峰) という名が付けられていたので、少し嬉しくなる。 また、「 水松 」 を 「 あららぎ 」 と読むことについてだが、 「 水松 」 というのはイチイ (イチイ科の常緑針葉樹) のことであり、 一方、イチイの別名が 「 あららぎ 」 とのことであるから、「 水松 」 を 「 あららぎ 」 と読むようになったものと推測される。 | |
すぐに水松山を後にしてそのまま東の方へと進む。 この辺は先程 途切れた舟窪状の地形が再び現れており、 先程とは反対に今度は舟窪の北側の尾根を進む (写真)。 しかし、すぐに草木で道が塞がれるようになったため、舟窪地形を横切って南側 (右手) の尾根に移る。 暫く進んで行くと、小さな高みの手前にて舟窪に下りるようにとの指示なのか、
赤テープが現れる。 |
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