天狗岳 ( 天狗岳 = 西天狗:2,646.0m) 2017.11.7 登山



【PHOTO & 記録 天狗岳 5】

写真は箕冠山に立っている周辺案内図の一部。
この周辺図を見て、 西天狗の標高が 2,645.8mのままとなっていることに気が付いた。
現在は改訂がなされ、西天狗の標高は 2,646.0mである。
そうなると、若干高い東天狗との差が気になるが、改訂された西天狗の標高でもまだ東天狗の方が高く、 その差は僅か 30cmということになる (東天狗の標高は 2,646.3m)
この岩 1個分の差しかないという状況に驚かされる。


道はすぐに下りとなり、樹林を抜けて待望の景観が広がり始めるが、 鞍部へと下る前に少し左に道を外れて樹林を抜け、何も遮るものが無い状態で 天狗岳根石岳方面を写真に収める。

ここからは完全に森林限界となっていて背の高い樹林は無くなり、 下方にはハイマツ帯が、そしてその先にはクリームイエローの砂礫地が広がっている。
その砂礫地は、この箕冠山とその先に見えている 根石岳の鞍部となっており、道の左奥には根石山荘が見えている。

鞍部からは根石岳に向かって直線の道が続いていて、 頂上が近づくに連れてハイマツの緑が多くなり、その中に岩が点在している。
また、根石岳から左に下る斜面の後方には東天狗がその頂上部を少し見せており、 東天狗から左に下っていく稜線は綺麗な円弧を描いて 西天狗へと上っていく。

その 西天狗はほぼ全体の姿を見せていて、 その荒々しい斜面は谷へと急角度で落ち込んでいる。
そしてこれらの山々の後方には青空が広がっており、巻雲だろうか、筋状の雲が青空にアクセントを加えている。

思った通り素晴らしい眺めであり、心が躍る。
やはり山は快晴時に登るに限る。
なお、日当たりが良いせいか、周辺に雪は全く見られない。

登山道に戻ってハイマツ帯の中を緩やかに下る。
左手には北アルプスが見えてくるが、さすがにこの時期、山肌には白いものが目立つ。

まずは 穂高連峰槍ヶ岳が目に入り、 さらに右に独標、 常念岳、 大天井岳 (おてんしょうだけ) が続く。
大天井岳の右には 水晶岳 (黒岳)、野口五郎岳などが続き、さらに 燕岳餓鬼岳などが確認できる。

写真は 穂高連峰から右の 槍ヶ岳へと続く山並み。

餓鬼岳の右には真白き 立山が見え、 さらに 針ノ木岳、蓮華岳剱岳が続いている。

また、 常念岳の手前下方には 鉢伏山が見え、 鉢伏山のさらに右側手前には 霧ヶ峰が見えている。
そして、剱岳の手前下方には 美ヶ原の平らな台地が見えている。

写真 中央の白き山が 剱岳
その左に見えている台形をした白き山が 立山
剱岳の手前には 美ヶ原の台地が広がっている。

鞍部に下りると、今度は右手に 両神山 (写真 中央)御座山が見え、 さらにその左に東・西御荷鉾山、そして先程見えた日光の山々が続く。

また、御座山の右には三宝山、 甲武信ヶ岳、 木賊山が見えている。


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