再び樹林帯に入った後、そこを抜け出すと、 左に露天風呂へと続く道が現れる。時刻は 9時29分。 この辺は硫黄の臭いがかなり漂っている。 砂礫の斜面を少し登り、樹林帯へと入る前に振り返れば、 露天風呂への分岐の後方に 御座山が見えている (写真)。 | |
その後、 道はシャクナゲの群落を抜けて湯川沿いの展望の良い場所に飛び出す。 下方を見れば、露天風呂の木枠とその中に白濁したお湯が見えている。 |
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道の方はそこから少し先で樹林帯に入る。 シラビソの生える斜面をジグザグに登っていく。 | |
展望の利かない樹林帯を黙々と登っていくと、 やがて樹林が切れ、 天狗岳方面が見える場所を通過する。 見えているのは東天狗頂上へと続く高みと思うが、 その後方には雲一つ無い青空が広がっているのが嬉しい。 |
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足下には所々で雪が現れるものの、 地面にこびりついているという感じで雪の量は少なく、また滑ることもなく進んで行くことができる。 道の方は、斜面の縁を横切るように進むようになり、時折
硫黄岳の姿が樹林越しに見えるようになる。 そして夏沢峠には 10時29分に到着 (写真)。 | |
既に今年度の営業を終えている、 山びこ荘とヒュッテ夏沢の間を通って箕冠山方面へと少し進み、以前にも休憩に使ったことがある平たい大岩に腰掛けて食事にする。 正面 (北) には、これから登る箕冠山が左へと下るなだらかな稜線を見せており (写真)、反対側 (南) には 硫黄岳の爆裂火口が迫力ある姿を見せている。 |
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