天狗岳 ( 天狗岳 = 西天狗:2,646.0m) 2017.11.7 登山



【PHOTO & 記録 天狗岳 2】

さて、その名の通りここから 富士山が見えるのかと、 細い木々が密生する道路左側に目を凝らすと、確かに 富士山の姿を見ることができる。
しかし、すぐ前に見えている山の稜線が高く、富士山はかなり上の部分しか見えないため単純な台形をしており、 しかも木々が邪魔をしてスッキリと見通すことができない。

とは言え、本日の 天狗岳からは 富士山は見えないはずなので、その姿を見ることができたことは喜ばしい。

写真は帰路にこの場所で撮った 富士山だが、 これが精一杯。

やがて道は少し傾斜がキツクなるものの、 その後はほぼ平らな道が続く。

前方に 硫黄岳の姿もチラチラ見えるようになり、 さらには樹林が切れて奥秩父の山々が見通せる場所を通過する。時刻は 8時48分。

ここからは、一番右に 金峰山が見え、 左に朝日岳、国師ヶ岳と続き、さらに 先日歩いた大弛峠から 甲武信ヶ岳までの尾根が続いているのが良く見える。
そして、甲武信ヶ岳の右には木賊山、 左には三宝山が大きい。

また、国師ヶ岳手前には 小川山が意外と大きな姿を見せていて、 甲武信ヶ岳へと続く尾根の一部を隠している。

さらに進んで行くと、今度は左手後方に 御座山 (おぐらさん) が見えるようになり、左手前方には 硫黄岳の爆裂火口が確認できるようになる。

道の方は、 天狗岳から東に派生する尾根の左側を進むようになり、 足下には桟橋が連続するようになる。
この辺は右側斜面からの落石もあるようなので要注意である。

やがて、右側斜面から下ってくるミドリ池からの道と合流する。
時刻は 9時10分。
ここからは前回歩いた道を辿ることになる。本沢温泉はもうすぐである。

そして 9時21分、本沢温泉に到着。 ここで休めば良かったのだが、かなり遅れている気がしたので、休まずに先へと進む。

前回 撤退を余儀なくされた時は、ミドリ池入口を 6時22分に出発し、 本沢温泉到着は 8時38分着。
今回、本沢入口を 7時36分に出発しているので、出発時点で 1時間14分の遅れ。

一方、地図上ではミドリ池入口から本沢温泉まで 3時間20分、 本沢入口から本沢温泉までは 2時間10分。
従って、今回本沢入口を出発点としたことで、遅れをほぼ取り戻せるはずだったのであるが、 実際は撤退時よりも 43分も遅い到着となってしまったことになる。

2年前よりも足が遅くなったとは思うが、 それでもこの結果は解せない。

思うに、ほぼ平坦な林道歩きは、 山を登り下りする場合よりも地図上の時間を短縮できる余地が少ないということなのであろう。
そうであるのならばミドリ池入口から出発すべきであった。

写真は本沢温泉の建屋の少し先にある白砂新道への分岐。
帰りは、白砂新道を下ってここに戻ってくるつもりである。

本沢温泉の建屋からは 露天風呂方面へと向かって進む。

シャクナゲなどの生える道を緩やかに登っていくと、展望が一気に開け、 眼下には湯川の流れ、そして上方には 硫黄岳の爆裂火口壁がよく見えるようになる。
そして、硫黄岳の後方には雲一つ無い青空が広がっており、テンションがグッと上がる。


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