立山 ( 雄山:3,003m、大汝山:3,015m ) 2016.10.14 登山



【PHOTO & 記録 立山 4】

道はその広い原の右側を進んでいき、 やがて東一ノ越の斜面に取り付く。
斜面を横切るようにして左に登って行くのだが、さすがにこの頃になると疲れが出始める。
余程 休もうかと思ったのだが、東一ノ越はすぐ先に見えており、そこならば展望がさらに良いことが分かっているため、頑張って進み続ける。

写真はタンボ平を振り返ったもの。黒部平駅、黒部湖が見えている。
また、その後方の赤沢岳などの山々は、太陽の位置が移動したため、かなりハッキリと見えるようになってきている。

道の傍らに 2,390mの標識が現れ、 そこには 『 東一ノ越 0.4km 』 と書かれている。
平地の 0.4kmは 5分程であるが、山での 0.4kmは時間が読めない。
しかし、今の時刻は 10時32分なので、11時前には着けるだろうと踏む。

草付きの斜面を左方へと斜めに横切っていく。道は再び灌木帯に入る。
振り返れば、大観峰駅が少し低い位置に見えている。もう少しである。

また、大観峰駅の後方、 唐松岳の左側には天狗の大下りと思しき急斜面、 そして天狗ノ頭、白馬鑓ヶ岳の姿が見えている (写真 左奥)
また、岩小屋沢岳の左後方には 爺ヶ岳の姿も見え始めている。

道は右上へと曲り、大岩の下を登っていく。
右手を見れば、白馬鑓ヶ岳の左に 白馬岳も見え始めている。

そして最後に岩屑の斜面を登れば、そこは東一ノ越であった。
時刻は 10時51分。

東一ノ越は小広い場所になっていて、腰掛けるのに適した四角いコンクリートがいくつも並び、 また以前は祠があったのか、テントを張るのに適した石積みの塀が残っている。

ここからは、 今まで見えなかった南〜西側の山々が見えるようになる。

まず目立つのが、御山谷を挟んで目の前に並ぶ龍王岳、鬼岳、獅子岳の姿である。
いずれの山も厳しい風雪に身を削られ、贅肉をそぎ落とされて、険しさが目立っている。

写真 右端の山が龍王岳。
そして左に鬼岳、獅子岳と続く。

獅子岳のさらに左に目を向ければ、北薬師岳、 薬師岳が見え、 さらに左にはその特徴あるカールを横から眺めるために、少しイメージと違う 黒部五郎岳が続いている。
黒部五郎岳の左には赤牛岳が見え、その左後方には 水晶岳 (黒岳) が見えている。

写真は 薬師岳方面。
手前の斜面は獅子岳のものであり、その後方 右のピークが北薬師岳、そして 薬師岳はその左隣のピークである。

こちらは、上記写真のさらに左側。

写真 中央に見えている山が 黒部五郎岳である。
なお、黒部五郎岳の手前に並んでいる山々の一番左側が奥木挽山、 そして、それらの山の手前側にある低い山が木挽山らしい。



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