立山 ( 雄山:3,003m、大汝山:3,015m ) 2016.10.14 登山



【PHOTO & 記録 立山 12】

この富山大学立山施設が建つ場所も浄土山の一角であるが、 こちらは南峰で、最高点は北峰の方にある。
右に曲がり、ほぼ平らな尾根を進む。

途中、道の傍らには地塘があり、 その後方には鷲岳、鳶岳、そして越中沢岳が見えており、そのさらに後方に 薬師岳黒部五郎岳笠ヶ岳が並んでいる。

写真は北峰方面で、北峰の左後方に見えている山は大日岳。

こちらがその 薬師岳方面。

写真 後方中央の山が 黒部五郎岳で、 その右の山が 薬師岳、北薬師岳。
黒部五郎岳の左には 笠ヶ岳、 三俣蓮華岳、そして 水晶岳が続く。
水晶岳の手前の山は赤牛岳。
薬師岳、北薬師岳の手前に 3つの山が見えているが、一番右側が鷲岳、そして左側が鳶岳である。
鳶岳の左の山は越中沢岳で、さらにずっと左には奥木挽山が見えている。

尾根を進んでいくと、やがてケルンが積まれた場所があり、その先にも高みがある。 地図上ではこの辺が最高点のはずであるが標識はない。
時刻は 15時45分。

しかし、このケルンのある最高点よりも目立っているのは、 その先にある石積み塀に囲まれた軍人霊碑である。
日露戦争で戦病死した富山県出身者 2,595名 (第9師団歩兵第35連隊) を祀ったものであるが、 山頂に突然現れる石積みは、マチュピチュの遺跡を彷彿とさせる (尤も、行ったことはないが・・・)

軍人霊碑の周辺を歩いてみると、先の方に標柱らしきものが見える。
しかし、そこに行ってみたところ、例の 『 人類が平和・・・』 と書かれたものであった。

頂上を踏んだという確信がないまま、15時51分に下山する。

大岩が重なった斜面を下る。
下方には室堂山とその手前の展望台が見えている。

大岩の上をペンキ印に従って下って行くと、やがて足下は岩と砂礫の道へと変わり、 少々歩きにくい斜面をジグザグに下る。
下り着いてガレ場を渡り、少し登った所が浄土山の登山口であった。
時刻は 16時11分。

写真に標柱のようなものが写っているが、その標柱の頭部左後方に見えるのが展望台。
そして、展望台の右後方に室堂山が見えている。

右に道を取り (左へ進めば展望台)、 石畳の道を下る。
下方にはミクリガ池、そして地獄谷から上がる火山ガスが見えている。

やがて、足下は人工的なコンクリートの道や階段に変わり、それが長く続くようになる。
先の方には今夜の宿である立山室堂山荘も見えるようになり、新しい棟の右手前には古い建物も見えている。
その古い建物は、恐らく国の重要文化財に指定されている日本最古の山小屋、室堂小屋であろう。

周囲は夕日によって黄色く染まりつつあり、 山荘の後方に見える別山から剱御前へと続く山並みが美しい。

写真において、立山室堂山荘後方に見えている山が別山。

また、明日登る奥大日岳の方を見れば、 草原の後方に焦げ茶色の山肌を見せている。

立山室堂山荘には 16時38分に到着。
長い一日が漸く終わったのだった。
疲れたが、天候に恵まれ、大変満足した 1日であった。



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