立山 ( 雄山:3,003m、大汝山:3,015m ) 2016.10.14 登山



【PHOTO & 記録 立山 10】

ペンキ印に従いながら岩場を進み、 途中から標識に従って右手の岩場を登る。
すぐに大汝山の頂上で、岩峰の上には手製の標識が置かれている。
時刻は 13時38分。
ここの標高は 3,015mあり、今年 3つ目の 3,000m峰となる。

雄山と同様、 ここからは周囲の山々がよく見えるとともに、 下方に黒部湖のかなりの範囲を見ることができる。

やはり真っ先に目が行くのが 剱岳
ドーム型をした頂上の右に長次郎ノ頭、池ノ谷ノ頭と思われる高みが続き、さらにその右から八ツ峰ノ頭、 そしてゴジラの背のような八ツ峰が右に下っている。
頂上から左に下る斜面の方は、途中の獅子頭を過ぎた辺りから一気に下り降りている。
前剱などはその斜面の手前内側にあるため、見分けがつけにくい。

そして、その 剱岳の手前を、右の別山から別山乗越へと続く尾根が横切っている。 別山乗越の後方には剱御前も見えている。

こちらは 針ノ木岳、そして黒部湖方面。

今年の 8月に 針ノ木岳に登っているが、その頂上から見た光景を、 丁度反対側から見ていることになる。
こちらから見る針ノ木岳は、ピラミダルな、なかなか美しい形をしている。

写真中央の山が針ノ木岳。
針ノ木岳の左後方には大きな山容を有する蓮華岳が見えている。
写真左側の山は赤沢岳。その後方に 浅間山がうっすらと見えている。

暫し周囲の景色を堪能した後、 13時41分に大汝山を後にする。

縦走路に合流する手前に小さな広場があったので、そこで暫し休憩し、この後のことを考える。
富士ノ折立にも登りたいところであるが、この後 浄土山に登ることを考えると、往復 30分の時間、そして体力消耗は厳しい。
従って、このまま辿ってきた道を戻ることにする。
13時55分に出発、往路を戻る。

写真の建物は大汝休憩所。
その後方の高みが富士ノ折立。

岩場の道を戻る。
前方には雄山神社 峰本社神殿が見えている (写真)

雄山の社務所前には 14時13分に到着。
今は神殿に誰もいないので、もう一度行ってみたいとも思ったが、時間が押していることもあって、そのまま岩場を下る。

前の方を人が下っていたため、落石を起こさないように慎重に、そしてユックリと下る。

一ノ越山荘前には 14時50分に戻り着く。
ベンチに腰掛けて休憩しながら地図を見る。
ここからダイレクトに立山室堂山荘に下れば 40分だが、浄土山経由では 80分と 2倍の時間を要する。
昨日、立山室堂山荘に予約を入れた際に、チェックインは 16時を過ぎると言ってあるので少々遅くなっても構わないのだが、問題は体力である。
来年以降に 剱岳とともに浄土山に登ることも考えたが、 その時 天候が良いとは限らないので、やはり好天の本日に登ることにする。

写真は一ノ越山荘の所にある十字路。
右は 雄山で、左は浄土山。そしてまっすぐ下るのは室堂への最短コースとなる。 なお、手前に戻れば、山荘前を通って黒部平へ下る道となる。



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