北横岳 ( 北横岳:2,480m (北峰)、三角点のある南峰は 2,472.0m ) 2016.12.21 登山



【PHOTO & 記録 北横岳 6】

大きな振幅のジグザグにて山の南斜面を登っていく。

やがて、樹林が切れて右手下方に坪庭、そして縞枯山がよく見えるようになる。
縞枯山の右後方には 阿弥陀岳権現岳編笠山西岳が見えており (主峰の 赤岳は見えない)、 さらに右には 鳳凰三山北岳間ノ岳甲斐駒ヶ岳仙丈ヶ岳といった 南アルプスの連なりが見える。

写真は南アルプス。
先程まで見えていた山々に加え、写真左方には 鳳凰三山高嶺が見えている。

そしてさらに少し登ると、再び右側が切れて展望が広がり、今度は縞枯山の左後方に 金峰山が確認できるようになる。

その少し先で 両神山も見え、 さらには三宝山、甲武信ヶ岳も加わってくるなど、 奥秩父の山々が次々と見えるようになる。

写真 中央左後方の山が 両神山
その右手前のズングリとした頂上の山は 御座山 (おぐらさん)

ところで、この登りの途中、今朝方バスで一緒だったカップルと擦れ違う。
ロープウェイに乗るか乗らないかによる 2時間ほどの時間差は、このような状況の差になって現れたということである。

やがて傾斜が緩んでくるとともに、道は左へと回り込み、 ほぼ緩やかな登りの道が続くようになる。

周囲の樹林には雪が多く残っているが、今のような天候が長く続けば、 やがて木には雪が無くなってしまうことであろう。
今週末くらいから気温が下がり、天候も崩れるとのことなので、もう 1週間ほど後の方が雪山らしさを楽しめたのかも知れない。
しかし、これだけ天候の良い 北横岳は初めてなので、 これはこれで喜ばしいことである。

11時15分に三ツ岳・雨池峠方面への分岐を通過。
その少し先にて金属の階段を昇って振り返れば、その三ツ岳がよく見えるようになる (写真)

そして、そこから 2分程進むと樹林が切れ、北横岳ヒュッテに到着したのだった。 時刻は 11時19分。

ヒュッテは閉まっているものの屋外トイレは使えるようである。
ヒュッテの前では数人が休憩していたのであるが、皆さん既に 北横岳に登頂してきたようである。

ここは休まずに頂上へと向かう。

なお、ヒュッテ横の道から右手 (北東) を見れば、 記憶通りに樹林の間より 浅間山が見えたのだった。

ヒュッテを過ぎて再び樹林帯に入ると、徐々に傾斜がキツクなり始める。
道は溝状になっており、道の左右は低いながらも雪の壁である。

時間的にこの辺が一番苦しく、また最後はなかなかの急坂となるためかなり息が上がるが、 やがて樹林のトンネルの先に青空が見えてきて元気をくれる。



北横 1、  北横 2、   北横 3、  北横 4、   北横 5、  北横 6、   北横 7、  北横 8、   北横 9、  北横 10、   北横 11  もご覧下さい。



百名山以外の山のページに戻る   ホームページに戻る