北横岳 ( 北横岳:2,480m (北峰)、三角点のある南峰は 2,472.0m ) 2016.12.21 登山



【PHOTO & 記録 北横岳 4】

道はやがてスキー場と離れて左に折れ、樹林帯に入る。
こちら側は陽もあまり当たらないのであろう、雪の量が急に増えてくるが、道の方はしっかり踏まれている。

途中、またまた樹林が切れ、左手に 御嶽乗鞍岳霞沢岳穂高連峰槍ヶ岳方面が見える。
何度見てもこれらの白き山々に飽くことはない。

かなり高度を上げてきたことと、少し斜面の北側に入ってきているためか、 この辺ではシラビソなどの木々に雪が沢山残っている。
時々、それが風に吹かれてサラサラした雪の粉を巻き散らし、少し火照った顔に当たって気持ちが良い。

少し進むと、今度は右手の樹林が切れて縞枯山方面が見えてくる。
こちらからその頂上方面に至る迄の木々には多くの雪が残っている。

やがて、周囲の木々の密度はかなり “疎” の状態となり、縞枯れ状態の木々も目立ってくる。

雪の量は増えてきてはいるものの、道は圧雪状態にあって歩行に全く問題はなく、 また太陽の光を浴びて周囲がキラキラ光っていて大変気分良く進んでいくことができる。

南アルプスも、先程は 仙丈ヶ岳しか見えなかったが、再び 甲斐駒ヶ岳北岳も見えるようになる。
ただ、南アルプス方面はあまりの天気の良さ、そして逆光気味なことから、ややシルエット状態なのが残念である。

やがて左手上方樹林越しにロープウェイの駅がチラチラ見え始める。
そして、道が左の方にカーブしていくと、ほどなく樹林を抜け出して山頂駅の下方に飛び出す。
そこから登山者用に指定された道を少し登れば山頂駅である。
時刻は 10時28分。

まずは建物の中に入り、用意してきた登山届を提出する。
その後、外のベンチにて少し休憩するとともに、出発時にチェーンスパイクを装着する。
ここまでアイゼン不要であったことから、この後もアイゼン無しで登れるとは思ったのだが、 下山時には必要になると思われたので早めに装着した次第である。

少し食べ物を口に入れ、10時39分に出発する。

さて、小生がここに至るまでの間に何台のロープウェイが山頂に着いたのであろうか、 周囲には観光客が 10人程おり、既に周囲を散策し終えて駅へと戻って来ている人達もいる。
ただ、登山者は近くにはおらず小生一人で 北横岳へと向かう。



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