北横岳 ( 北横岳:2,480m (北峰)、三角点のある南峰は 2,472.0m ) 2016.12.21 登山



【PHOTO & 記録 北横岳 10】

山頂を独占して暫し景観を楽しんだ後、11時49分に下山開始。
南峰を 11時51分に通過し、斜面を下る。

雪は凍っておらずシャリシャリしているため、 下りでは歯の長い軽アイゼンの方が良い気がする。

写真は南峰へと向かう途中で見えた 荒船山、そして 妙義山方面。
荒船山は、その最高峰である行塚山の左下から左端の艫岩 (ともいわ) まで平らな稜線が続いており、 その姿は航空母艦を彷彿させる。

チェーンスパイクにての下りに少々苦労するも順調に下り、北横岳ヒュッテには 11時58分に戻り着く。
今や誰も居ないヒュッテ前で軽く食事をとり、12時5分に出発する。

ところで、食事中にドドッという大きな音がしてビックリする。
振り向くと、北横岳ヒュッテの屋根の雪が落下したのであった (写真 左に見える屋根の雪が一遍に落下)
本日は本当に暖かく、屋根の雪もかなり緩んでいるようである。

12時8分に三ツ岳分岐に到着したところで、 時間に余裕があることから三ツ岳に行ってみることにする (時間によっては途中で引き返すつもり)

この分岐点には 『 三ツ岳は岩場で危険 云々 』 の注意書きがあるにも拘わらず 多くの人が登っているようで、雪の上にはしっかりとした道ができている。

シャクナゲ、シラビソの中を進む。
道はほぼ平ら。所々に小さなアップダウンがあるとともに、道の両サイドの雪の量は多い。

道はほぼ平らであるが、道を外すと時々大きく足をとられることがある。
実際、途中で左足がグッと潜ってしまい、バランスを崩して慌てて立て直したものの、前につんのめってしまう。
お陰でカメラを雪の中に突っ込んでしまい、処置に数分を要してしまう。

やがて前方に岩の固まりのような三ツ岳が見えるようになる。
その頂上の岩と岩の間に標識も見えている。

この位の距離であれば、三ツ岳を往復しても十分に 14時45分のバスに乗れるはずである。
万が一そのバスに乗り遅れたとしても、16時45分のバスがあるのがありがたい。

やがて、大きな岩が現れると、樹林帯をほぼ抜け出すことになる。
その大岩の右下を進む際、振り返ると 北横岳の南峰、北峰がよく見える。

大岩を過ぎれば三ツ岳はすぐ目の前である。
足下には大きな岩が重なるようになり、チェーンスパイクを履いてるため少々歩き辛い。
岩につけられたペンキ印、そして雪の上に残る足跡を辿る。

そして、いよいよ岩場の登りとなり、手も使う必要が出てくるが、 岩は凍っていないので全く問題はない。

横に張られた鎖を伝いながら斜め右に岩場を上がっていく。
その後は左に進み、ペンキ印に従って岩場を一気に登れば、そこは標識の立つ三ツ岳頂上であった。時刻は 12時32分。

ただ、標識を見ると、柱の所に 『 三ツ岳 V峰 』 の札が付いていたので少々戸惑う。
つまり、他に U峰、T峰があり、合わせて三ツ岳ということなのであろうが、9年前に登った際には単純にここは三ツ岳であったはずであり、 さらに先の雨池峠への道の途中にその存在を意識させるような高みがあった記憶が無いからである (尤も、記憶はかなり曖昧であるが・・・)

写真 後方の山は北横岳。南峰、北峰がよく見える。



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