白沢峠・笠取山 ( 笠取山:1,953m ) 2016.12.29 登山



【PHOTO & 記録 白沢峠・笠取山 7】

そして、今度こそと思って岩場を登れば、 そこは環境庁 (今は環境省) の建てた標識のある 笠取山頂上であった。 時刻は 12時25分。

先程の 『 山梨百名山 』 の標識の所から結構 時間が掛かったが、 頂上を見逃してしまったのではないかと思って少し戻ったりしたことと、途中見えた 富士山に気を取られたりしたためである。

また、狭い山頂には標識の他、三角点のような柱石があるが、 これは三角点ではないようである。

ここはほぼ樹林に囲まれているため、 展望は先程の 『 山梨百名山 』 の標柱の所よりは劣るものの、それでも南面が開けており、 岩の上に登れば結構 展望を得ることができる。
加えて、天候は回復基調であるため、『 山梨百名山 』 の標柱の所では見えなかった山々も見えるようになっている。

まず目につくのが 大菩薩嶺富士山である。
富士山の左斜面下方には 三ツ峠山が確認でき、その右側、 富士山の手前下方には 御坂山、黒岳が見え、 そのさらに右に 節刀ヶ岳、そして少し間を空けて 毛無山が続いている。

写真では三ツ峠山、御坂山、黒岳が 富士山の下方に見えている。

こちらは 大菩薩嶺方面。

笠取小屋の時と同様、大菩薩嶺の手前には 鶏冠山と黒川山、そして左奥には 雁ヶ腹摺山が見えている。

写真 左奥に半分だけ見えているのが雁ヶ腹摺山。
大菩薩嶺の手前下方に台形の山が見えるが、その左側に少し飛び出たようになっている高みが鶏冠山で、 黒川山は鶏冠山の右、弓状の稜線を挟んだ所にある高みである。

こちらの写真は 大菩薩嶺雁ヶ腹摺山のさらに左側で 丹沢の山々が見えている。

写真 中央の山が檜洞丸で、その右が 大室山と思われる。
檜洞丸の左に見える三角形の高みは 塔ノ岳で、そのさらに左に 蛭ヶ岳が見えている。
蛭ヶ岳の左後方の山は 丹沢山ではないかと思われるが、山が重なっているため少々確認が難しい。

目を 富士山の右側に戻す。 毛無山の右には恐らく 七面山、 大無間山などの山々が続いているのであろうが、分かりにくい。

しかし、そのさらに右には布引山、そして双耳峰の 笊ヶ岳が見え、さらに右に偃松尾山が続く。
偃松尾山の右後方には上河内岳も確認できる。

写真中央 左側の双耳峰が笊ヶ岳で、その左に大きな布引山が続く。
笊ヶ岳の右に見える鋭角な三角形の山は偃松尾山で、その偃松尾山から右に続く尾根の後方に少し見えているのが上河内岳である。
さらにその右側、写真の右端には 聖岳も見えている。

こちらは上記写真のさらに右側。
写真 左側奥に見える山が上河内岳で、その右に三角形をした 聖岳が見え、さらに右に 赤石岳 (写真 中央)悪沢岳 (荒川東岳) が続く。
ただ、赤石岳には少し雲が掛かっており、その右の 悪沢岳の頂上部分は雲の中である。
また、悪沢岳の右下手前には 小楢山も見えている。

見える範囲は狭いが、天候が回復しつつあるからこその景色であり、 このタイミングの良さを素直に喜ぶ。


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