こちらの廃トラックは白沢峠のものよりも明らかに大きく、 フロントガラスにはセンターピラーがあり (無論 ガラスは残っていない)、また後輪は左右に 2つずつ、 つまり 6輪のトラックである。 GMC社の CCKW−353という、米軍が使用していたカーゴトラックとのことらしい。 なお、GMC社というのは ゼネラルモーターズが北米および中東地域で展開している 商用車およびライトトラック (ピックアップトラック・SUV) 部門およびそのブランドである (Wikipediaより)。 | |
白沢峠に続いて珍しい廃トラックを見たことで少し元気をもらう。 小さな水の流れを渡り、暫く緩やかに登っていくと、道は再び平らになるが、 周囲にシラビソなどが見られるようになり、何となくこの林道のような道も終わりに近づいたのではないかとの期待が高まる。 |
|
そして、その通り、さらに 5分ほど歩くと、 前方にゲートが見えてきたのであった。鳥小屋分岐に到着である。時刻は 10時22分。 これで単調な林道歩きから解放されると喜んだのも束の間、 ゲートを越えると道は本格的な林道に合流することになり、林道歩きがさらに続くことが分かって かなりガッカリする。 林道には車の轍もあるので、今も現役で使われている道のようである。 |
|
林道を左に進む。 先にも述べたように、林道上には轍があり、その部分だけ圧雪された雪が薄く残っている。 この林道歩きも長い。
時折 陽が差すものの、全体的にはどんよりとした曇り空の下、展望の無い道を進む。 時折、樹林越しに霧氷で真っ白になった山が見える。 |
|
単調な林道歩きが長く続くため、 またまたイライラが募り始めた頃、先の方に標柱が見えてきたので、状況打開を期待して少し足が速まる。 その標柱には 『 ヤブ沢峠 』 とあり、 ここから右に 竜喰山や 和名倉山でお馴染みの 一ノ瀬集落へと下る道が出ている。 さらに標柱には 『 笠取小屋を経て水干 (みずひ) まで 2.3km 』
と書かれていたので、笠取小屋も近いようである。 | |
このまま小屋まで進もうとも思ったのだが、
ここにはベンチもあり、朝食から既に 4時間ほど経過しているので休憩を取ることにする。 ユックリ休んで 11時3分に出発。 |
笠取 1、  笠取 2、   笠取 3、  笠取 4、   笠取 5、  笠取 6、   笠取 7、  笠取 8、   笠取 9、  笠取 10 もご覧下さい。