その桟橋を過ぎると周囲は杉林に変り、
足下もかなりしっかりしてくる。 もう一度 桟橋を渡り、堰堤横を過ぎていくと、足下には苔むした岩がゴロゴロするようになる。 | |
やがて 道は小さな振幅の九十九折りの急登となって高度を上げていく。 高度が上がってくると、樹林越しに再び 乾徳山方面が見えるようになるが、 相変わらず周辺に雲が多く、乾徳山より右側の 黒金山方面は完全に雲の中である。 また、前方には稜線が見えてくる。 その一番低い部分が白沢峠ではないかと思いながら進む (実際はもっと左であった)。 |
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急登が続いた道も徐々に勾配が緩やかになり、
やがて落ち葉が敷き詰められたほぼ平らな道が続くようになる。 相変わらず上空は雲が多く、どんよりとした感じでテンションが上がらない。 | |
ほぼ平らであった道はやがて再び登りに変わり、 谷を詰めていくような感じで稜線へと向かっていく。 途中、道の上を水が流れている場所もあるが、凍ってはいないので、 問題なく登っていくことができる。 |
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やがて、周囲はカラマツ林に変わり、 周囲にササが見られるようになると、徐々に傾斜も緩み始め、稜線がすぐ目の前に近づいてくる。 そして、周囲に苔が多く見られるようになると、 やがて落ち葉が敷き詰められている大きく開けた場所に飛び出したのであった。白沢峠に到着である。時刻は 9時5分。 ここは防火帯の一部となっているらしく、まるで木々に囲まれた広場のようである。 | |
そして、この白沢峠には楽しみにしていたものがある。廃トラックである。 それではと、峠を見回すと、右手の方にお目当ての廃トラックが、
シャーシーより下を土に埋もれさせた状態でポツネンと置かれている。 |
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