白沢峠・笠取山 ( 笠取山:1,953m ) 2016.12.29 登山



【PHOTO & 記録 白沢峠・笠取山 8】

十分に休憩した後、12時38分に出発。
最早 辿ってきた道を戻る気は無く、さらに進んで 笠取山の反対側から下山することにする。

シャクナゲのトンネルを進む。
足下にはうっすらと雪が積もっているため、ここでも下り斜面になると滑らぬよう気を遣う。 なお、雪の上には足跡があるが、人影は全く見えない。

細い尾根道を進む。
この笠取山は、先程の小さな分水嶺側 (西側) から見ると 富士山に近い形をしているが、 実際は円錐形ではなくその山容は東西に長い。
従って東へと延びる尾根道が長く続くのである。

道は徐々に下り、 一旦 小さな鞍部を通過した後 再び登りに入る。

途中、樹林が切れて 富士山や 南アルプス方面が良く見えるようになる。
今や 赤石岳もその形を ハッキリと確認できるようになり、その右に続く 悪沢岳も その頂上に掛かる雲が少なくなっている。

写真 左端の山が 聖岳
その右に 赤石岳悪沢岳が続いている。
悪沢岳の右に黒い稜線が続くが、その途中、稜線の後方に見えている白き山が蝙蝠岳。
黒き稜線が再び白くなっている所が白河内岳。

そして、白河内岳の右には 広河内岳、農鳥岳、西農鳥岳も見えている。
さらに広河内岳の左後方には、 塩見岳が その頂上部を見せている。

写真 左側後方の白き山が蝙蝠岳。
上述の通りその右側手前に白河内岳が続き、白河内岳の右後方には白きドーム型の 塩見岳が見えている。
塩見岳の右手前に見える白き鈍角三角形の山が広河内岳でその右に農鳥岳 (写真中央)、 西農鳥岳が続く。
写真では西農鳥岳頂上部に雲が掛かっており、さらに右に続くはずの 間ノ岳、 中白根山も雲に覆われている。

こちらは上記写真と重複が大きいが、 農鳥岳のさらに右側。

上述のように、残念ながら西農鳥岳、 間ノ岳、 中白根山はその頂上部分が雲に覆われているものの、さらに右の 北岳は 辛うじてその頂上部分を確認できる。
しかし、午前中には考えられなかった光景にテンションが上がる。

また、西農鳥岳の右下手前には 乾徳山が見えており、 その右に続く尾根も今はハッキリ見ることができる。

道の方は、 途中からピンクテープに従って右側斜面を下ることになる。
樹林の中、ササ原の道が続くが、登山道上に雪が積もっている上に急勾配の場所もあるため、滑らないように木に掴まりながら下る。

下り着いた所が水干尾根で、左に進めば黒槐ノ頭 (くろえんじゅのあたま) 方面、 右に進めば水干、そして真っ直ぐに下れば一ノ瀬高原である。
時刻は 12時54分。

ここは右に曲がって水干、 そして先程の小さな分水嶺を目差す。
ここからは 笠取山南側の山腹を巻く、 ほぼ平らな道が続く。

日当たりも良く、今朝ほどは考えられなかった天候の回復に心も弾む。


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