そして、鉄の桟橋を渡り、鎖場を乗り越えれば、
東天狗の頂上であった。
時刻は 8時37分。 吹く風は強く冷たく、また 狭い山頂には風を除ける場所もないので、 ジッとしていることができず、周囲の写真を撮った後、すぐに西天狗へと向かうことにする。 | |
こちらから見る西天狗は、先程までとは違って斜面の大半を緑色が占めており、 東天狗が 『 赤天狗 』 と呼ばれているのに対し、『 青天狗 』 と呼ばれているのも納得である。 この天狗岳 (東、西) は、
夏沢峠より北側に位置しているので、北八ヶ岳に分類される。 |
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こちらは
東天狗の頂上から見た南八ヶ岳方面、
ならびに越えてきた山々の様子である。 また、先程述べたように、この東天狗と根石岳の間が台地状になっているのがよく分かる。 | |
ザレた斜面を下る。 東天狗と 西天狗の鞍部に下り立つと、今までの強風が嘘のように無風状態となり、 暖かい日差しが心地よい。つい アウターを脱ぎたくなるから、 まさに 『 北風と太陽 』 といった状況である。 ハイマツ帯を抜け、ザレた斜面を登る。 |
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そして、8時52分、西天狗に到着。 ここには二等三角点があるのだが、その標石は大きく地面から露出し、 しかも傾いているので、最早 『 故障点 』 という状況である (写真)。 ありがたいことに、こちらは 東天狗と違って風がそれ程強くないので、 少々休憩して食事とする。 | |
暫しの休憩の後、周囲の山々を眺める。 なお、木曽駒ヶ岳の右側には
麦草岳、茶臼山が見え、
さらに大棚入山が続いている。 |
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