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オーレン小屋への分岐はどこだろうと思いつつ、斜面を登っていく。
途中、樹林が切れて硫黄岳、横岳、
赤岳、
阿弥陀岳が
それぞれ小間切れに見えるようになる。
写真は樹林が切れて見えた硫黄岳。こちらから眺める硫黄岳も三角形をしている。
しかも、なだらかだったと思っていた西側斜面にも、溶岩のコーティングが為されていることに驚かされる。 |
硫黄岳などが見えた場所から少し進むと、
岩と木の根がむき出した場所が現れ、そこから道はかなりの急斜面となる。
疲れが出てきた身体にはかなり辛い。
一方で、オーレン小屋への分岐がなかなか現れないので、
少々焦りが出始める。 |
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息を切らせつつ何とか登って行くと、傾斜は徐々に緩み、
先の方から人の声が聞こえてくるようになる。
ようやくオーレン小屋への分岐かと思ったら、目の前に白い標柱が現れ、狭いスペースに 10人弱の団体がたむろしていたのだった。
そして、何と白い標柱には 『 峰の松目 』 と書かれているではないか !
どうやら、分岐を見落としてしまったらしい。時刻は 12時34分。
狭く展望の利かない山頂はその団体さんに占領されていたので、
標柱と三角点 (写真) を撮影してすぐに下山する。
なお、この団体は、今朝ほど
西天狗頂上におられた団体と
同じという気がしたのだが、確認しそびれてしまった。 |
往路を戻る。
見逃したオーレン小屋への分岐を探しながら下る。
恐らく平らになっている場所が分岐に違いないと思っていたら、そこに分岐はない。
さらに平坦な道を戻ると、樹木の陰にチラリとオーレン小屋への分岐を示す標識が見えたので一安心。
この辺は木々の間に数本の道が走っており、どうやらその一番南側を通ったことで標識を見落としてしまったらしい。時刻は 12時45分。
左へ下り、樹林帯を進む。途中、樹林が切れて
西天狗が見えた。
道は斜面を横切る、ほぼ平らな道が続く (写真)。 |
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少し左に折れて下り始めると、やがて赤岩ノ頭手前のコルから下ってくる道と合流する。
時刻は 12時58分。
そこから左に道をとって樹林の中を下っていくと、やがてオーレン小屋のキャンプ場に飛び出し、小屋前には 13時5分に到着したのであった。
小屋前のベンチでは多くの人が休んでいる。
小生も小屋前にて暫し休憩した後、13時15分に出発する。
今朝ほど辿ってきた道を戻り、夏沢鉱泉を 13時37分に通過。
そして、夏沢鉱泉入口となる林道の合流点には 13時54分に戻り着いたのだった。 |
ここから桜平までは登りが待っている。
懸念していたとおり、疲れた身体にはこの登りは結構辛い。
多くの車が駐車している林道を登り、桜平には 13時58分に戻り着く。
本日は先般の
天狗岳敗退のリベンジを目論んだところ、
晴天に恵まれしっかりとリベンジを果たすことができたのだった。
さらには、硫黄岳、峰の松目にも登ることができ、本当に登山を楽しめた一日であった。
桜平までの道は悪路であるが、それぞれの山へのアプローチが容易なので、人気が高いのも頷ける。林道の周囲には 50台近い車が駐まっていたと思われる。
なお、写真は夏沢鉱泉への林道入口手前付近の紅葉。 |
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