鉢盛山 ( 鉢盛山:2,446.6m ) 2015.4.16 登山



【PHOTO & 記録 鉢盛山 8】

写真は、前述の写真と大分重複しているが、真ん中の台形をした白い山が抜戸岳。
その左手前が霞沢岳で、 霞沢岳の左後方には笠ヶ岳が見えている。
また、抜戸岳の右手前から急激に立ち上がっているのが西穂高岳である。 写真では分かりにくいが、斜面途中に西穂独標、ピラミッドピークが続き、西穂高岳に至っている。
西穂高岳の右には、赤石岳、間ノ岳、天狗ノ頭と続いているのが確認できるが、残念ながら、さらに右のジャンダルム、 奥穂高岳、前穂高岳、北穂高岳、そして中岳、大喰岳、 槍ヶ岳へと続く稜線は雲の中である 穂高連峰の涸沢岳、槍ヶ岳の左にある南岳はここからは見えないはず)

ただ、面白いことに、 さらに右側にある蝶ヶ岳大滝山は見えており、その 2つの山の後方には 常念岳も見えている。
写真 中央の山が常念岳で、常念岳の右下に見える山が大滝山。 そして、常念岳の左手前に見えているのが蝶ヶ岳である。

せっかくの頂上なので休憩したいところであるが、頂上を吹き抜ける風は強く、 また風によってマイクロウェーブ反射板が不気味な音を立てているため、下る途中にて休憩することにする。

13時7分、下山開始。
『 まずそのタバコよくけそう 』 と書かれた、長野営林局のレトロな標識が掛かっている木の所から樹林帯に入る。
樹林を抜け出した所で、立ったまま暫し休憩し、行動食を口にする。

10分程休んで出発。自分の足跡を辿る。
先の方には小鉢盛山が大きく構えており、さらにはその左にこれから辿る尾根が見えている。
この後に待っている登り返し、そして長い道程にため息が出る。

斜面を下り、平らな場所を進んだ後、小鉢盛山への登りに入る。
思った通り、この斜面の登りは辛い。
さらには、この頃になると足下の雪も緩んできたのだろう、油断して木のソバを通ると足を踏み抜くことが多くなり、体力を奪う。

ユックリながらも登り続け、小鉢盛山には 15時3分に戻り着く。
少し下った所で 10分程休憩した後、往路を戻る。

雪のアップダウンに辟易しつつ、一方で雪庇の張り出しや、 雪のミニ回廊に魅了されながら何とか進み続ける。
太陽は雲に隠れてしまっているが、時折 射す日差しが元気をくれる。

やがて、左手後方に鉢盛山が見えてくる。
今の時間は 15時30分過ぎ。あの頂上からここまで 2時間半も歩いてきた訳で、やはり遠い山である。

空は曇り空になってしまったが、終日 ガスなどに覆われることなく、 目的の山に登ることができたことが嬉しい。
しかも、季節外れの雪というおまけまでついて、緊張感もあり、楽しい山行であった。

しかし、まだ終わりではない。この後もまだ尾根歩きは続き、 さらにはゲレンデの下りも待っている。
気を引き締めて進む。


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