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やがて、霧氷状態の木々の向こうに、再び
乗鞍岳が見えるようになる。
そして、振り返れば
御嶽も樹林越しに見えている。
しかし、これら西側、南西側の山々とは違い、尾根の右側 (東側) の山はほとんど見えない。
本来は八ヶ岳や
南アルプスなどが見えるのであろうが、春霞が掛かった様になっており、僅かに白い山容が確認できる程度である。 |
息も絶え絶えになりながらも、ようやく高みに登り着いたのだが、
期待に反してここは小鉢盛山に非ず。
小鉢盛山へは、この高みから一旦下って登り返す必要があり、目の前にはそこまでの雪道が見えている。
また、ここからは樹林の間より鉢盛山が見えるのだが、まだまだ遠いことを再確認させられる。
時刻は既に 10時4分。
さすがにバテてきたので、ここで休憩とする。 |
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10時16分、出発。
一旦下って雪の回廊を進み、再び登り返す。
この辺はスノーシューの方が適している様に思えたが、アイゼンとの交換も面倒なので、そのまま進む。
やがて、またまた小さなピークに登り着くが、ここも小鉢盛山ではない。 |
尾根はこの辺から少し右へと曲り、一旦下っていく。
この辺は樹林が少なくなり、雪の廊下が続く様になる。
また、ところどころに小さいながらも雪庇が多く見られる様になる。 |
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右手を見れば、中央アルプスがボンヤリながらも見えている。
先程、峰の原ゲレンデのトップにて見た時よりも、状態は少しマシではあるものの、やはりボーッとしている。残念である。
背景の空の色に紛れて分かりにくいが、写真 中央が
木曽駒ヶ岳。
その右に木曽前岳があり、さらに
麦草岳へと続いている。 |
ようやく先の方に小鉢盛山らしき高みが見えてくる。
写真には写っていないが、右手には鉢盛山も見えている。
しかし、先はまだまだ長いことを思い知らされるだけなので、なるべく鉢盛山を見ない様にして進む。 |
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