|
やがて、先に見える山の上にゲレンデトップのリフト施設が見えてくる。
その頂上まで登る必要はないとはいえ、途中まで登りが続くことになる。
ここに来て登りが待っているのは本当に辛い。
その登り斜面に入ってからは、喘ぎつつ、途中で何度も立ち止まりながら登り続ける。 |
何とか登り続け、山の取り付き口 (ゲレンデとの境) には 16時31分に戻り着く。
この取り付き口周辺において、今朝ほどは膝上まであった雪も、今はかなり少なくなっており、2回ほど踏み抜く。
後はゲレンデの下りが待っているだけである。
少し休憩した後、エキスパートコースを下る。
この辺は雪がなく、今朝ほどの雪は融けてしまったようだが、コースの下部には雪が残っている。
続いて、雪がタップリ残っているチャンピオンコースに入り、急斜面を下る。
先の方には乗鞍岳が見えているが、
その頂上付近は雲の中である。 |
|
|
チャンピオンコースも終わりに近づくと、
麓のセンターハウスから繋がっているリフトの終点が見えてくる。
そのリフト施設まで下り着くと、その横にレストハウスがあったので、その階段に腰掛けて暫し休憩する。時刻は 17時1分。
考えたら、本日の山行にて腰を下ろしたのは、これが初めてとなる。疲れるはずである。
エネルギーを補給し、17時11分に出発。
ここからは、今朝ほど登ってきた パノラマゲレンデに入っていく。 |
太陽は
乗鞍岳の左上方にあるが、
薄い雲の膜が掛かっていて日差しはほとんど無い。
朝方の快晴が嘘の様である。
また、周囲の山々であるが、
十石山、
焼岳はしっかり見えているものの、
その右後方の笠ヶ岳はかなりのボンヤリ状態。
そして、霞沢岳はハッキリ確認できるが、
その右後方に連なる穂高連峰は相変わらず雲の中である。 |
|
|
パノラマゲレンデ、そして 立て水の坂を下る。
今朝ほどは小生の足跡しか無かったゲレンデだが、今はもう一つ足跡がついている。しかし、鉢盛山に登った気配はないので、
スキー場の斜面を楽しんだだけなのかも知れない。
それにしても、鉢盛山への取り付き口からここまでほぼ一直線である。
今朝方はかなり遠回りをしてしまったことがよく分かる。
また、本日はかなり日差しが強かったため、
今朝ほどゲレンデを真っ白に覆っていた雪はほとんど融けてしまっており、草地がかなり目立つ様になっている。 |
ゲレンデの急斜面を慎重に下り、センターハウスには 17時40分に到着。
その手前の雪が切れるところでアイゼンを外す。
トイレを借りた後、駐車場には 17時44分に戻り着く。
今朝ほどは真っ白であった駐車場の周りも、今は雪が融けてしまっている。
それにしても久々に 11時間を越える山行となってしまった。
体力が落ちている中、この長い距離、しかもそこに新雪が加わって、大変なアルバイトを強いられた山行となったが、
何とか無事帰って来られたことを喜びたい。
新雪にはビックリさせられたものの、ピンクテープのお陰で雪山を楽しむことができた。天候に感謝である。
そして、やはり初めての山は緊張感があって、楽しい。
しかし、それにしても背中のスノーシューが重かった。 |
|