大菩薩嶺 ( 大菩薩嶺:2,056.9m ) 2019.3.20 登山



【PHOTO & 記録 大菩薩嶺 6】

前を向けば、白い斜面が続き、その先に見える稜線後方には青空が広がっていて気分爽快である。
しかし、懸念していたとおり、体力的にかなりきつい。

昨年の 12月に 権現山 (& 扇山、百蔵山) に登った後もできるだけ歩くように努めてはいたのだが、 平地を歩くのと斜面を登るのとでは使う筋肉が違うようで、かなり厳しい。

しかし、牛歩と言えども何とか登り続けていけば目的地に近づける訳で、 やがて傾斜は緩み始め、目の前に雪に覆われた雷岩が見えてくると、すぐに標識の立つ稜線上に飛び出したのであった。
時刻は 10時29分。

疲れてはいたが、一面の雪のため休む場所もないので、すぐに左に道をとって樹林帯に入る。

明るい樹林帯の中を進む。

さすがに樹林帯の中は雪が多いが、雪の上にしっかりとつけられている踏み跡を辿っていけば踏み抜くことはない。

そしてほぼ平らな樹林帯を進み、最後に小さな高みに登り着けば、そこが 大菩薩嶺頂上であった。時刻は 10時38分。

写真は頂上手前。
頂上に立つ 『 鳥獣保護区 』 を示す赤い標識が小さく見えている。

ここは樹林に囲まれて展望はなく、三等三角点の他、山梨百名山の標柱、 そして山梨百名山と日本百名山を示す標柱が立っている。

その三等三角点であるが、昨年の 9月に訪れた際には、三角点標石が地面からかなり露出してしまっており、 標石としての役割を果たしていない状況ではないかと思われたのであったが、今回は雪の上に少し見えているだけなので如何にも三角点らしい風情を保っている。
ということは、積雪 4〜50cmといったところであろうか。

全面雪であり、 頂上奥にある唯一休むのに適した切り株は先行者 (上日川峠にて休んでいる時に追い抜いていった方) に占領されていたため、飲み物を飲んで少し休憩した後、 10時41分に来た道を戻る。

樹林帯を戻り、雷岩には 10時48分に戻り着く。
しかし、ここも全面雪のため、休まずにさらに先へと進む。

前方に 富士山、 右手に霞み気味ながらも 白根三山鳳凰三山、そして 鳳凰三山の右後方には真っ白な 仙丈ヶ岳も確認できる。

こちらは 白根三山方面。

中央の山が 北岳で、その左に 間ノ岳農鳥岳と続く。

北岳の右には少し黒が目立つ山々が続くが、 薬師岳、観音岳地蔵岳鳳凰三山である。
そして 鳳凰三山の右後方に見えている白く大きな山が 仙丈ヶ岳で、 仙丈ヶ岳の右手前には 鳳凰三山から続く尾根が アサヨ峰へと盛り上がっている。



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