大菩薩嶺 ( 大菩薩嶺:2,056.9m ) 2019.3.20 登山



【PHOTO & 記録 大菩薩嶺 2】

深く抉れた溝の中を暫く登り、やがて小さな尾根に登り着いたところで振り返ると、樹林の間から南アルプスが見えるようになる。
真っ白な 北岳間ノ岳農鳥岳と続く 白根三山の稜線が見えているのだが、やはりボーッと霞み気味なのが残念である。

写真 右側の三角形の山が 北岳で、左に 間ノ岳、農鳥岳と続く。

なお、この場所には、 幹が一旦斜面から突き出るように水平に伸びた後 (写真 : その幹の上を歩くことができる)、上方へと伸びている木があり、 かつてはここに 『 第一展望台 』 の標識があったと記憶するが、今は周辺に標識などは見当たらない。
時刻は 7時19分。

そこからさらに斜面を横切るように緩やかに登り、続いて深い溝状の道を進む。
この溝の上部には、溝の左右の壁を繋いで橋のようになっている倒木が数本あり、その下を潜って進んでいく。

溝状の道を通り抜けると、やがて 『 第二展望台 』 と書かれた標識のある場所に到着、時刻は 7時38分。
なお、皮肉なことに、この第二展望台からは木の枝が邪魔をして南アルプスはよく見えない。

ここからも緩やかな登りが続く。
疎らに見えていた残雪も、やがて溝状の道を覆うようになり、踏み固められた雪の上を踏むようになる。

滑りやすい足下に注意しながら緩やかに登っていくと、前方に 『 やまなしの森林 100選 大菩薩のブナ林 』 と書かれた標識が見えてくる。
ここから道は左手上方へと登り、一旦車道へと飛び出すことになる。時刻は 7時51分。

これはかつての登山道が崩壊してしまったために作られた迂回路であり、車道を 1分程進めば、すぐにまた登山道への入口が現れる。

なお、この 1分程歩く車道の傍らにはトラックやミニショベルが置かれていたので、一冬の間置きっぱなしとは非効率なことだと思ったのだが、 帰りに再びこの場所を通過すると、そのミニショベルにてしっかり道路周辺の補修作業を行っていたのであった。
勘違いをして大変申し訳ない。そう、もう春であり、皆 動き始めているのである。

再び登山道に入ると斜面を横切る緩やかな道が続く。
ここの斜面は南側を向いているため日当たりがよいのであろう、登山道上に雪は全く見られない。

続いて、ササ原の斜面をジグザグに登って高度を上げていく。
すぐに道は緩やかになり、足下に残雪が現れ始める。



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