大菩薩嶺 ( 大菩薩嶺:2,056.9m ) 2019.3.20 登山



【PHOTO & 記録 大菩薩嶺 1】

桜の開花宣言も近いとの噂が流れ始めている 3月20日、久々に山に登ってきた。
昨年の 12月19日(水) (権現山、扇山、百蔵山に登る : 山行記録は未アップ) 以来となる 3ヶ月ぶりの山行であるとともに、 恥ずかしながら今年の登り初めでもある。
この長いブランクの経緯については別途記述するつもりであるが、概略を言えば、この間、いろいろと身体に不具合が生じ、なかなか山に行くことができなかったのである。

そして、3月も半ばを過ぎ、ようやく体調、そして気力も戻ってきたことから (とはいえ、今は花粉症に悩まされている)、 久々に山に登ろうと決めたのだが、こういう状況であるから行き先に迷ってしまう。
この時期なので残雪タップリの山を楽しみたい一方で、体力にあまり自信がないのでハードな山行は避けたいということで、行き先がかなり限定されてしまうからである。
さらには、3月も中旬を過ぎると低い山では雪がほとんどない状態らしく、下手をすれば泥んこ地獄に陥りかねない。

ということで、山レコなどを参考にして色々と登る山を検討し、最終的に行き先を 大菩薩嶺に決める。
山レコの報告ではまだ多くの雪が残っているらしく、加えて身体に優しいコースの山であることを十分に承知しているからであるが、 一つ気がかりなのは昨年の 9月 (記録未掲載) に登ったばかりなのでワクワク感に欠けるということである。
しかし、残雪の山は無雪期の山とは違う顔を見せてくれる可能性が高く、また他に思い浮かぶ山もないことから、ここはある程度妥協して 大菩薩嶺に登ることにしたものである。

3月20日(水)、朝の 5時過ぎに横浜の自宅を出発する。
天気予報では本日は快晴とのことであるが、その通り、上空には雲一つなく星が瞬いている。
いつも通り横浜ICから東名高速道下り線に乗り、海老名JCTからは圏央道へと進んで、さらに八王子JCTから中央自動車道下り線へと入る。
途中、岩殿トンネルを抜けて次の大月トンネルに入るまでの短い間に、左手に 富士山の姿が確認できたのだが、 前回の時 (昨年 9月) と比べてハッキリとその姿が見え、朝日を浴びて少しピンクがかった姿にテンションがグッと上がる。
そう、遅まきながらも今年初めての登山なので、山から 富士山を眺めたいと強く思ったことも 大菩薩嶺を選んだ理由の一つであり、本日はその希望が叶いそうである。

しかし、笹子トンネル、日影トンネルを抜けると前方に見えてきた南アルプスの山々は、春霞がかかったようにボンヤリした状態であり、アレッと思ってしまう。
本日は気温が高いようなので、もしかしたら山からの展望は今ひとつなのかもしれない。

勝沼ICにて高速道を下り、国道20号線を大月方面に戻って、柏尾の交差点を左折、 その後すぐに右に曲がってフルーツライン (東山東部広域農道) に入る。途中、左手に見えた南アルプスの山並みはやはりボーッと滲んだような状態である。
少し気落ちしつつも快調に車を進め、新千野橋東詰にて右折して国道411号線に入り、青梅方面へと向かう。
道なりに進みながら徐々に高度を上げていくと、やがて 『 大菩薩峠 → 』 の標識が見えてきたので、右折して県道201号線に入る。
すぐに雲峰寺であり、いつもはトイレのある雲峰寺前の駐車場に車を駐めるのだが、本日は体力を考慮して、丸川峠への分岐にある駐車場まで進む。
その駐車場には 6時38分に到着。駐まっている車は 4台、平日はこんなものであろう。


車内で朝食をとった後、身支度を調えて 6時46分に駐車場を出発する。
早く稜線に出たいとの気持ちが強く、またトイレの心配もあったため、前回 (昨年 9月) と同様、今回も公衆トイレのある上日川峠経由にて登ることにする。

冬期通行止めのゲートを抜けて県道201号線をさらに 2分程登っていくと、道が左に大きくカーブする所に 『 ← 裂石 上日川峠 → 』 の標識が現れたので、車道から離れて山道に入る。

荒れ果てた栗畑のような雰囲気の中、右下に流れる芦倉沢沿いの道を進む。
この道はおそらく栗畑 ? 用の作業道だったのであろう、広く、林道のような感じである。

傾斜は緩やか、しかし足下には石がゴロゴロしているため意外と歩きにくい。
やがて再び車道に飛び出すと、右手には 大菩薩嶺への登山道へと続く千石茶屋が見えてくる。

車道をほんの少し進み、座した姿の地蔵尊 ? の所で車道を離れて右手の橋を渡る。
渡りきった所が千石茶屋であるが、平日のためであろう茶屋は閉まっている。時刻は 6時57分。

茶屋の前で右に折れ、茶屋の横手を進む。

少し下ってまた登り返し、左にカーブして沢沿いのコンクリート道を登っていくと、 やがて左手に大菩薩嶺への取り付き口が現れる。
時刻は 7時2分。

ここからはいきなりの急登となり、すぐに息が上がり始める。
斜面をジグザグに登っていくのだが、ありがたいことにその急登は然程長くない。

途中、前回は倒木が道を塞ぎ気味であった場所を通過したのだったが、 今はその倒木も同じ長さに切り揃えられて道の傍らにキチンと置かれている。整備戴いた方々に感謝。

足下はというと、完全なドライ状態で歩きやすい。
しかし、やはり久々の登山だからであろう、息が上がって少々苦しくなり、ペースを少し落とす。

喘ぎつつ登っていくと、やがて大きな岩がゴロゴロしている場所を過ぎた所から道は緩やかな登りへと変わり、 ホッとする。

そこから少し進むと、道の傍らに残雪が現れる。
しかし、その量は少なく、足下は落ち葉の絨毯が続くようになる。



大菩薩嶺 登山データ







登山日:2019.3.20 天候 : 快晴単独行 日帰り
登山路 : 丸川峠分岐駐車場−千石茶屋−大菩薩嶺登山口−第一展望台−第二展望台−車道(迂回路)−上日川峠−福ちゃん荘−(唐松尾根)− 雷岩−大菩薩嶺−雷岩−2,000m地点−賽ノ河原−親不知ノ頭−大菩薩峠−勝縁荘−富士見山荘−上日川峠−車道(迂回路)−第二展望台−第一展望台−大菩薩嶺登山口−千石茶屋−丸川峠分岐駐車場
交通往路 : 瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道)−八王子JCT−(中央自動車道)−勝沼IC−(国道20号線)−柏尾− (県道38号線、東山東部広域農道)−新千野橋東詰−(国道411号線)−裂石−(県道201号線)−丸川峠分岐駐車場 (車にて)
交通復路 : 丸川峠分岐駐車場−(県道201号線)−裂石−(国道411号線)−新千野橋東詰−(東山東部広域農道、県道38号線)−柏尾− (国道20号線)−相模湖駅前−(国道412号線)−三ケ木−(国道413号線)−谷ヶ原浄水場−(県道508号線)−塚場−(県道63号線)− 葛輪−田名赤坂−(国道129号線)−塩田原−下当麻− (県道52号線)−相模原公園入口 −(県道507号線)− 相武台団地入口−(県道50号線)− 中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)−上瀬谷小入口−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

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