大菩薩嶺 ( 大菩薩嶺:2,056.9m ) 2019.3.20 登山



【PHOTO & 記録 大菩薩嶺 7】

雷岩の横を抜け、雪の斜面を緩やかに登っていくと、その先に尾根の下りが待っている。
その縁に立てば、正面に見える親不知ノ頭まで至る白い尾根が一望できるようになり、その素晴らしさに思わず声を上げる。

雪で真っ白な下り斜面が続き、途中、妙見ノ頭の西側を巻いて大菩薩峠休憩舎まで下った尾根は、そこから親不知ノ頭に向かって再び登っていく。
斜面はなだらか、雪もタップリあるようで、スノーシューで遊ぶことも可能なようである。

そして、親不知ノ頭の後方には、樹林に囲まれているため真っ黒に見える熊沢山が見えており、 熊沢山の左後方には天狗棚山、右後方には 小金沢山、牛奥ノ雁ヶ原摺山が続き、さらにその奥に黒岳と思しき山も見えている。

無論、そのさらに右には 富士山が見えているのは言うまでもない。素晴らしい景色である。

少しへばり気味ではあったが、休憩場所もないのでそのまま雪の斜面を下る。

標高 2,000m地点の標識を 10時59分に通過。
雪の斜面を楽しみながら下る。

途中、振り返ると、 大菩薩嶺から左に下っていく斜面の後方に、まだ山頂部分が白い 金峰山が見え、 さらには 金峰山から左に下っていく斜面 (実際は違う尾根) の後方に 八ヶ岳も見えている。

八ヶ岳は主峰の 赤岳が三角形の山頂部を見せており、さらに左に 権現岳、そして 編笠山がボンヤリながらも確認できる。

道の方は妙見ノ頭の下を巻いていく。

今は妙見ノ頭の斜面を雪が覆っているため植生への影響が少ないことから、普段できない妙見ノ頭に登るという考えが頭に浮かぶ。
しかし、その登り斜面を見ると、古いツボ足が 1つあるだけで、雪が結構深そうだったことから登頂を断念する。

尤も、もう少し条件が良かったとしても、身体の方がついて行けなかったかもしれない。

大菩薩休憩舎の前を 11時16分に通過。
中に入って食事をしても良かったのだが、こんな天気の良い日に暗い小屋に入っての食事もなかろうと考え、そのまま目の前の親不知ノ頭に取り付く。

ずっと休憩していないため疲れが出てきており、また少々空腹も覚えてきているので、短い登りがきつく感じられたものの、 何とか斜面を登り切り、稜線上に立つ。

写真は休憩舎からの親不知ノ頭への登り。

大菩薩峠に至るには左であるが、ここは右に進んでケルンのある親不知ノ頭へと進む。

そのケルンの前には 11時22分に到着。
幸いにもケルンの一部に雪がなかったため、そこに腰掛け、周囲を眺めながら食事する。

写真は親不知ノ頭から眺めた 大菩薩嶺



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