大菩薩嶺 ( 大菩薩嶺:2,056.9m ) 2019.3.20 登山



【PHOTO & 記録 大菩薩嶺 4】

ミズナラなどの林の中を快適に進む。
前回と同じく、次の目的地である福ちゃん荘までの距離が意外に長いと感じながら進んでいく。
アップダウンもあり、また大回りするような場所もあったので、右下の車道を進んだ方が効率的だったのかもしれない。

しかし、少し傾斜がきつくなってくると、やがて斜面の先に建物が見えてくる。福ちゃん荘である。
そして、樹林を抜け出し、建物と建物の間を進んでいけば、福ちゃん荘の前に飛び出す。時刻は 9時2分。

ここは小さな広場になっており、見上げれば真っ白な 大菩薩嶺の稜線が見えている。
やはり雪はタップリとあるようであり、何よりも雪の稜線後方に青空が広がっているのが嬉しい。

前回 (昨年 9月) 休憩に使ったベンチは完全に雪に覆われていたため、 唯一ドライ状態にある テント場入口のベンチに腰掛けて暫し休憩する。
なお、テント場を見下ろすと、テントが 1基張られている。

腹ごしらえをしつつ、この後どのコースを進もうか思案する。
気温が高く、遠くの山は霞み気味なので、早いうちに展望を得たいと考え、前回と同じく唐松尾根経由にて登ることにする。

いち早く 富士山を見るのであれば、 大菩薩峠経由の方が早いことは重々承知しているが (途中の富士見山荘の横から 富士山が見えるはず)、 南アルプスを含めた広い展望を得られるのは唐松尾根の方が適しているからである。

9時10分に出発。左に道を取って唐松尾根へと進む。

ここからは完全に雪の世界で、出だしの林道のような道も今は雪にすっかり覆われている。
但し、雪の上に 人1人が通れる幅の溝状の道ができているので難なく進んでいくことができる。

周囲は明るく、見上げれば青空、本当に今日はよい天気である。

緩やかだった林道のような道もやがて終わりとなり、傾斜が少しずつ増してくる。
ここからはササの斜面を緩やかに登っていくことになるのだが、今はそのササはほとんどが雪の下、白い斜面が続く。

徐々に傾斜がキツくなり、息が上がる。
久々の登山だからかであろうか、少し登っては休むことが多くなる。
この斜面でこんな調子では、この先、樹林帯を抜けた後の急斜面が思いやられる。

斜面を小さな振幅にてジグザグに登っていく。
そして、少し高度が上がってきたところで振り返れば、樹林の向こうに 富士山が見える。

山から見る今年初めての 富士山ということもあって、テンションがグッと上がる。
残念ながら南アルプスと同じくやや霞み気味ではあるものの、南アルプスよりも距離が近いこともあってか、山の襞までしっかりと確認できるのが嬉しい。



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