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第一章・基本設定・ニコンでフラッシュ同調速度拡張

第一章・基本設定・ニコンでフラッシュ同調速度拡張より引用

ニコン機限定の設定です。
最近のほとんどのニコン機では、デフォルトのフラッシュ同調速度を設定で速く出来ます。ご自分のカメラの設定を変えて下さい。全機種可能かどうかは検証してませんがたぶんほとんどの機種で出来るはずです(2017年現在)通常1/250を1/320に出来ます。(機種により1/200を1/250に出来ます。)

取説にはこのような記述があるはずです。
X=1/250秒、1/320秒以下の低速シャッタースピードで同調(1/250より1/320秒まではガイドナンバーが減少)

 

解説

いいのか?こんな設定にして?なんか、「1/250より1/320秒まではガイドナンバーが減少」とか書いてあるぞ。でもなんのこっちゃ分からん〜〜という人のための解説。

ほとんどの場合、何の問題もなくそのまま使えます1/320までTTL同調します。普段からガンガン使って下さい。SSの同調速度が速い事はメリットが多くあります。

ですから理由もデメリットも説明せずに、第一章から使って下さいと書きました。最初から使って慣れてもらう方が良いと判断したからです。

ほとんど・・・

ほとんど・・・という事は、デメリットがある場合もあります。
デメリットが「ガイドナンバーが減少」です。これの意味はフル発光した時の最大発光量が落ちるという事です。フラッシュの目いっぱい最大限光る能力が、少し落ちます。もちろん拡張した「1/250より1/320秒」の間だけです。拡張前から使える〜1/250以下ではガイドナンバーは落ちません。

実際の影響と対処

ほとんどの撮影で、フラッシュはフル発光しません。従ってほとんどの撮影時にはデメリット無しです。
デメリットがある撮影とは、フラッシュがフル発光する場合のみです。

●第一章・調光補正の一番下、露出アンダーより引用

(2)F値の絞りすぎまたは被写体までの距離が離れすぎのため、フラッシュの最大発光量が足りなくなり露出アンダー。この場合調光補正では治りません。F値を開く・近づくという対処が必要です。


●第五章のISO(3)運用より引用

 七色のフラッシュ光が足りなくなる被写体は、限定的です。2パターンのみです。

(1)近寄れない時
(2)深い被写界深度が必要な時

(1)は、ベラやハナダイの様に近寄りにくい、近寄ると、はみ出るパターン。実際にはAPS-C+100mmレンズの場合によく遭遇しますね。フルサイズでは、チョウチョウウオ・大型のベラあたりで、このパターンになりえます。60mmではあまり遭遇しないでしょう。

(2)は、穴の中の卵とギンポの写真のパターン。超パンダ型フラッシュ位置でも後に下がらないと光は綺麗に回せません。穴の奥に影が出来ます。その為寄れるけど、寄ると綺麗に撮れないために、寄れない訳です。また卵と魚の両方にピンが欲しいのでとても深い被写界深度が必要です。この場合に非常に有用です。


●サンゴの間などで2灯あるフラッシュが当たらない・フラッシュがけられて1灯しか当たらない場合、フラッシュは最大発光量に達する可能性があります。この場合も、F値を開けるという対処が必要になりますが1/320の場合より小さいF値にする必要があります。


上記の場合、フラッシュの最大発光量が足りなくなります。
もしこの時1/320を使っていれば、最大発光量が少なくなっているので、1/250の場合より小さいF値・近い距離で、最大発光量が足りなくなり、露出アンダーになってしまう訳です。デメリットです。上記のようにデメリットが出る場合、または出そうな場合は、SSは1/320を使わずSS1/250を上限とします。

より具体的には・・・
●ベラやハナダイなどを離れた所から撮る場合
●近接撮影でもF22・25・27・32など深い被写界深度が必要な場合
●フラッシュ位置を調整してもケラレが出てしまう場合
この様な場合には、SSは1/320を使わずSS1/250を上限とします。

???

上の影響と対処が???な方。すべて忘れて、今まで通り、1/320を普通に使って下さい。もしデメリットのある事態に知らずに陥っても通常のF値を開く・近づくという対処でカバー出来ます。

もちろんデメリットは存在しますが、メリットの方がはるかに大きいため、忘れて使った方が取引上とてもお得です。
なんかよく分からないから元に戻してSS1/250までにしようとは思わないで〜〜〜〜すべて忘れて1/320使って下さい。

メリット

少しでもフラッシュの同調速度を速く出来ると青い自然光量を減らす事が出来ます。
●被写体の本来の色を出す事が出来ます。
●青被りしにくくなります。
●黒抜きが楽に出来ます。
デメリットに比べて普段のメリットの方がはるかに大きいです。そのため第一章からデメリット無視で、今まで使ってもらってた訳はこれです。今からも使って下さいね。

メリット・第三章を読み終わた方へ

青無し写真すべてにおいて、メリットがあります。特にシビアな撮影条件の場合この差は大きいです。
●ブラック&ボケ
●ダーク&メロウ
●共生ハゼ黒抜き
●白砂飛ばし系すべて

同調速度が速い事が、キャノンに比べてニコンが勝っている所でもあります。せっかくニコン買ったならここを使わないという手は絶対ない!!!

閑話休題・原理

なんでGN下がるのにちゃんとTTL調光出来てるの?について知りたければ、(閑話休題)

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