1.平成19年正月の様子。 19年の目次へ戻る ジャガイモの種を植えました。1月の畑の様子をお知らせします。来るべき春に備えて野菜も花も着々と準備を 整えています。これとあわせながら草取り、支柱の立て込み、施肥などを行います。 |
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梅のつぼみもふくらみました。 |
エンドウ豆とそら豆。支柱を立てる時期。春一番が来ると揉まれてしまいます。 |
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移植したばかりのサニーレタスの苗 |
ジャガイモの植え付けが終わる。 |
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冬の日をいっぱいに浴びた甘夏。 |
バンペイユにも肥料を施す。 |
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平成19年1月20日の様子。 19年の目次へ戻る 本当は一年中で一番寒い時期ですが、今日は春を思わせるような暖かさでした。エンドウ豆の支柱を仕立てました。 日当たりのよいところでは蕗のとうがふくらみ始めました。次の週は蕗のとうのはしりを楽しめると思います。白菜も今年最後 になるでしょう。もしかすると、梅の花も開いているかも?菜花菜の花芽が出ました。これも楽しみです。 |
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白菜は霜をかぶっておいしくなる。 |
花芽を出した菜花菜。 |
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平成19年1月28日の様子 19年の目次へ戻る 秋山氏来園。蕗のとう、白菜、大根の収穫。エンドウ豆の支柱への網掛け。モズ、メジロ、ヒヨドリなどたくさんの小鳥が山から 降りてきて賑やかでした。一重のつばきが開きました。 後日、秋山氏よりお礼のメールが届きました。早春(というのは少し早いかな?)の雰囲気が良く表現されていましたので、後段に掲載させていただきました。あしからず....。 |
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見事な色に仕上がった高菜の漬け物。 19年の目次へ戻る |
早くも花をつけた一重のツバキ。 |
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春を知らせる蕗の薹を沢山頂き誠にありがとうございました。こころより感謝と御礼申し上げます。農園のいたるところに、淡い柔らかな蕾のような薄緑の新芽が吹き出していました。それを一つ一つ匂いを嗅ぎながら摘み取る心地よさ最高でした。 |
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山汐菜の思い出 平成18年1月30日 山汐菜は私にとってはもっともふる里を感じさせるふる里の特産物である。社会人となってふる里を後にし、四国、東京、筑波を経て、20年ぶりに九州へ転勤になった。 山汐菜は収穫したものを一夜漬けにしてすぐにいただくのが舌にピリリとした刺激があっておいしい。まさに早春の味である。10数年前の春、九州に転勤してまもなく、このふる里の味を全国の仲間に紹介しようと、北野町にあるJAの漬け物工場に買いに行ったことがある。ちょうど昼時で、販売の担当者は食事のために帰宅しているとのことであった。 人の善さそうな工場のおやじさんが出てきて「すぐ戻ってくるケン待つとかんの〜」ということだったので暫く待つことにした。 しかしながら、店のおばさんは1時間ほど経ってもなかなか戻ってこない。しびれを切らせて「商売をしている身でありながら客を長い間待たせるとはケシカラン。」と、おやじさんに文句を言い始めた頃、販売のおばさんは昼寝の後のようなのんびりとした顔で戻ってきた。不機嫌な顔をしながらそれでも可成りの量の漬け物を買って帰りかけると、件のおやじさんが「待たせて悪かったの〜」と言いながら、一握りの山汐菜の種を分けてくれた。 待っている間に、自分も宮の陣で畑作りをしており、いろいろなものを栽培しているという話をしたから、おやじさんは私の機嫌を直すためのつもりだったのだろう。 その後、話に聞くところによれば、北野町は自分の町のブランドを守るために山汐菜の種を町外に出すことを禁じているということであった。確かに、どこのたねもの屋に行っても、高菜やカツオ菜の種は売っているが、山汐菜の種は見当たらない。 従って、山汐菜を栽培して春先には必ず1本を採種用に残しておき種を取ることにしている。菜の花に似た黄色い花をつけ5月の下旬にはコップ1杯ほどの種が採種できる。以来、10数年種を採り続け今日に至っている。 父は20年ほど前に亡くなったが、生前、山汐菜を収穫しながら「山汐菜は阿蘇の火山灰地でも大城橋から小森野橋の間に堆積した土にしか生育しない。この地域特有の野菜である。」と、よく話をしていたことを憶えている。大城橋より上流では堆積土の粒子が粗く、小森野橋より下流では堆積土の粒子が細か過ぎるためと考えられる。 (筑後平野の成り立ちは右のURL http://www4.ocn.ne.jp/~n-river/jouhou01-1.html) 過日、東京の友人から山汐菜の由来を説明したチラシをファックスで送ってきた。北野町JAの資料である。その一部を紹介する。 福岡県北野町特産 やましお漬のゆらい(JAのチラシより..引用) やましお菜(山汐)は今から約300年前(享保10年)に筑後川が氾濫し上流では山くずれが起こり濁水とともにこの種子が流されて、筑後川の中洲に自生したと伝えられています。この山くずれ現象のことを筑後地方では「やましお」が起きたと言うことからこの名を「やましお」に銘打って名付けられました。 以来、福岡県三井郡弓削村鳥巣(現在、北野町大字鳥巣)を発祥地として筑後川の肥沃な沖積層地帯に栽培されています。冬のさめきれないうちから新鮮で青味豊かな漬け物として皆様に賞賛され、今では農家の漬け物はもちろんのこと、京浜、京阪神にまで消費され山汐漬け独特の香辛と風味は酒の肴や茶漬けの友として、食欲を増し、健康と美容を保つためにも最近特に自然食として若い女性に人気があります。生物ですからなるべく早くお召し上がりくださいませ。 (私の解説 山汐の漬け物を食べた翌日は胃と腸を洗ったように爽快な気分です。秋山薬剤師の解説によれば大腸の活動を活性化する成分が含まれているのではないかとのこと...) 山汐漬けのおいしい食べ方 1.山汐漬けをまず2〜3回水洗いします。(洗いすぎると、塩分が抜けて美味しくなくなります。) 2.水洗いした山汐漬けをまな板の上に置いて5〜10回よく揉みます。(揉むことによって山汐菜がもつ独特のピリッとした辛さが増します。) 3.揉んだ後、軽く絞って、1〜2センチのたんざく切りかみじん切りにします。(強く絞ると水分が抜けて食感が悪くなります。) 4.醤油を少々とかぼすまたはポン酢をかけると一層美味しく召し上がれます。 以上、JAチラシより 山汐に関するホームページリンク先 http://www.shokokai.ne.jp/kitano/2002101000005.html http://www3.city.kurume.fukuoka.jp/kurume-kanko/07/07-07.htm http://www.howdy.co.jp/dining-express/?ID=131 19年の目次へ戻る |
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2月11日の様子 梅の花が五分咲きです。蕗の薹は早くも開き始めましたので、今シーズンの終了です。高菜は順調に生育しています。3月はじめには漬け込みをすることになりそうです。 |
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2月25日の様子 19年の目次へ戻る 白菜が終わり、秋蒔き大根も2本を残すのみ、レタスの苗と、玉葱の苗が成長し始め、畑の雰囲気も本格的な春のモードになってまいりました。今日は菜園協力者のご協力を頂き、玉葱と、レタスの中の草取りをして頂き、すっかり綺麗になりました。 春の植木市へ行って念願のレモンの苗を買ってきて甘夏みかんとバンペイユの木の間に移植しました。目次へ戻る |
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甘夏みかんが美味しいマーマレードに変身 |
我が家の一員となったレモンの苗木 |
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3月3日の様子 | ||
ほぼ成長した高菜、来週は漬物? |
芽を出した蕗 |
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高菜漬けの思い出 3月22日記 19年の目次へ戻る 高菜漬けは農園協力者の一人である河原さんのお手伝いを戴き3月11日に無事に終了致しました。高菜の育ち具合とタイミングを合わせながら今年も何とかノルマを果たしたといったのが実感です。高菜を切り取って、それを1日干して、埃を除き、塩分が浸み込み易くするためにほぐすなど2日掛かりの重労働だからです。 高菜漬けは20年近く続けていますが、塩加減と出来具合の関係が何とか読めるようになった感じです。なぜ20年もの間続いているかというと高菜漬けには写真のような重い漬け物石が不可欠ですから、女性の力ではなかなかの重労働になるからです。故郷に帰って、あの懐かしい高菜漬けを食べてみたいと思ったもののすでに年老いた母では高菜付けの作業は不可能であったわけです。スーパーで買った高菜漬けに飽き足らず、母や姉に塩加減などを教わりながら何とか自前で昔の懐かしい高菜漬けを口にすることが出来ました。 何年か続けるうちに手伝いをする人の中にも一通りの講釈を垂れる人も出てきました。昨年は若干塩加減がきつかったという指摘を受けています。今年は少し塩加減を控えめにしています。夏を越えたときに酸っぱくならないか心配ですが、重石を重くすれば少しは減塩の影響を緩和できるとのことですからそれに期待をしています。しかしながら余り重石を重くすると今度は味の方まで追い出してしまいますからそこらの加減が難しいところです。 高菜漬けの方法もいろいろあるようですが、我が家の高菜漬けは無農薬有機栽培の高菜に塩、自家製の唐辛子、生の大豆と高菜漬けの素(ウコンが主体?)を少々を加えただけの単純なものです。 我が国薬学界の草分け的権威者である故田口胤三先生が、これだけの材料でなぜこのようなおいしい味が出るのか、と感心されたそうです。秋山薬剤師の見解ですと、高菜に少し含まれているアミノ酸と、大豆のアミノ酸によるものではないかとのことです。田口先生は晩年、私の高菜漬けがあれば食事が進むと言うことで機会ある毎に秋山薬剤師を通じてお届けしたのですが、残念ながら昨年亡くなられました。 今年は大樽3個(4斗樽1個、3斗樽2個)を準備しましたが、初日の段階では一度に入りきれず、2日後に15キロを新たに畑から切り取って追加したものの、1週間後には大樽2個にまで収縮しました。(写真の様子)毎日沢山の水が野菜から浸み出てきますから根気よくこれを吸い取って排除して行く必要があります。夏の終わり頃には水ではなく、沢山のアクが出てきます。これも根気よく拭き取っていくと最後にはアクも出なくなります。このときが高菜漬けの出来上がりです。 秋口には減塩でおいしい高菜漬けが届けられると思います。 19年の目次へ戻る |
切り取って1日干した高菜、今年は大きい重厚な高菜ができました。 |
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3つの桶に入りきれなかったものが1週間後にはこの状態になる。重石の大きさに注目。 |
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美味しい漬け物のできあがり。 |
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3月21日春分の日の様子 19年の目次へ戻る |
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そら豆の花目次へ戻る |
サニーレタス |
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4月8日の様子 (草が元気に育っています) 桜の花が満開です。このころ里芋の植え付けをします。里芋の植え付け、夏大根、ゴボウ、地這きうり、ゴーヤの種まきを終わりました。 今年はトマトの露地栽培をする予定です。 草が元気よく生長し作物をいじめ始めました。草取り前後の写真を掲載しました。これから草との格闘が始まります。 |
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雑草と生存競争中のつわぶき |
花をつけた山潮菜(種を取るためのもの) |
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草取り後のつわぶき |
大分大きくなったタマネギ、草も大きい。 |
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4月末日の様子 連休前半 19年の目次へ戻る 今、ミカン畑は甘い香りに満ち満ちています。甘夏がマーマレードで見事に復権しました。今年から仲間入りしたレモンの木も花をつけました。河原家のアスパラガスは主が居ないのにもかかわらず季節になればきっちりと季節のシナリオを演出しています。 |
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今年から仲間入りのレモンの花 |
マーマレードで見事に復権した甘夏 |
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太めの河原家のアスパラガス |
もうすぐ収穫のそら豆 |
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連休後の様子 |
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今日の収穫、サニーレタス、結球レタス、新玉葱 |
やっと芽を出したトマトの稚苗 玉石混淆 ? |
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5月13日の様子 19年の目次へ戻る 一年中で一番すがすがしい季節のように感じます。ミカンの花が満開でミカン畑には甘い香りが満ちています。梅ノ木の木陰にいつものように冥加の芽が顔を見せ始めました。横浜国立大学の宮脇名誉教授の主張される潜在植生を地で行くような光景です。当たり前のことかもしれませんが、植物は自分の体質に最もよくあった場所を選んで生育することかと思います。もう一つ面白い話題。サニーレタスの切り株をそのまま放置していたところ、切り株から再び芽を出して写真のとおりになりました。一つの株から2度の収穫を楽しめます。余程我が家の土はサニーレタスに合っているのでしょう。地方の特産物も長い時間をかけて先人がその土地にあった作物として育て上げたのでしょう。先人は宮脇先生の理論をすでに実践していたということでしょう。 グリーンアスパラガスの芽を摘み取るのを止め光合成へ向けての準備態勢に入りました。今年は、秋口には株分けをして見たいと考えています。 目次へ戻る |
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梅ノ木の下で勝手に芽を出した冥加。 |
来年への準備態勢に入ったグリーンアスパラ。 |
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5月27日の様子 エンドウ豆、そら豆のシーズンが終わりました。梅の実が大分膨らみました。来週ぐらいには採取出来るのかもしれません。山汐の種、そら豆の種の採種の準備をしています。すべての生き物の活動が旺盛です。今日も北九州市で光化学スモッグ注意報が出て小学校の運動会が中止になりました。酸性雨の影響も出ています。気になる予感です。 目次へ戻る |
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日干し乾燥中の山汐の種 |
苦瓜の支柱。背景は蕗 |
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収穫したタマネギ |
ヤーコンも芽を出した |
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6月2日初夏の雰囲気です。 今年は杏が数個しか実を結びませんでした。異常な気候のせいかもしれません。3年前新しく植えた新種のプラムが1個実をつけています。昨年植えたレモンも実をつけています。実をつけても6月の間に可成りの確率で実を落としてしまいます。(ジューンドロップという現象だそうです。) 夏みかんとバンペイユは可成りの数の実をつけていますからジューンドロッブが終わったら摘果をする必要がでてきそうです。 |
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数は少ないが立派に出来た杏の実 |
漬け込み中の梅酒、血糖値は大丈夫? |
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小さいながらもバンペイユの風格? |
レモンの木も実をつけました。 |
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6月10日の様子 19年の目次へ戻る 梅雨入りが遅れてなかなか雨が降りません。平成6年の渇水の年と雰囲気が似ています。 |
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空豆の種が出来ました。 |
よく見るとこっちを見ているトカゲ君。 |
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地這いキウリが花をつけました。 |
アジサイ、蕗、茗荷の共生。 |
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6月24日の様子 19年の目次へ戻る 真夏の収穫物はニガウリ、地ばいキウリ、モロヘイヤくらい。ヤーコン、里芋が秋の収穫に向けて充電中です。ミカンの仲間はジューンドロップが終り適当に落下してしまい、摘果の必要はなくなった感じです。 |
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右、モロヘイヤの苗、左、移植後 |
芽を出した里芋 |
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金柑の花は今頃咲きます |
今日の収穫、キウリとアスパラ |
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7月16日の様子 19年の目次へ戻る 昨年の7月21日の記録を見ていたところ茗荷の花を掲載していました。屋敷の隅に自生した茗荷の茎を掻き分けてみたところ花が一つだけ咲いていました。自然のサイクルの正確さに驚いた次第です。 中国産の野菜に関して食の安全が議論されています。我が家の畑にはしまミミズが沢山生息しています。それを追っかけてモグラが穴を掘り野菜の根を傷めますが、安全の証というべきでしょう。 |
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こちらは今年の春にまいた牛蒡の成長具合。掘るのに大変だー。 |
クレオパトラも食べたというモロヘイヤ。血液さらさらを保証してくれる? |
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こちらも血液さらさらのヤーコン。 |
花をつけた唐辛子。 |
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8月5日 夏真っ盛り 19年の目次へ戻る |
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今日の収穫、キュウリ、モロヘイヤ、苦瓜 |
苦瓜の種、赤い実の中に種がある。 |
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8月25日 19年の目次へ戻る 残暑お見舞い申し上げます。今年は本当に暑いですね。来年も同じように暑いとすればただごとではないと考えなければならないでしょう。しかしながら一人の力ではどうにもならないですね。無力感を感じます。赤い苦瓜の実を干していたところ全部鳥に食べられてしまいました。やはり美味しいのでしょう。もう一度採取し直して写真のような種を確保することが出来ました。 面白い出来事をもう一つ... 今日25日ゴルフの打ちっ放しで練習をしていたところ突然ヤンマが帽子の庇にとまりました。特にじゃまにもならないのでそのまま放っておいたところ、2時間あまりこのままの状態で私の練習に付き合ってくれました。そのまま車に乗り込み家に帰っても、この状態でした。庭の椿の木にそっと放置しておいたところ、いつの間にか何処かへ飛んでいってしまいました。体力を消耗していたわけではなく、本当に私に付き合ってくれたのではと思われます。トンボが頭にとまると好いことがあると以前姉たちから教わったことがあります。何か好いことがあるのかも? |
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出来上がったニガウリの種 |
ゴルフの練習に付き合ってくれたヤンマ君 |
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