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ダムの操作を原点にかえって考えてみよう。 今村瑞穂

  
            

 このホームページの原本をPFDスタイルで新たに掲載しています。
       下のURLをクリックしてみて下さい。

    
       http://www5b.biglobe.ne.jp/~mizu-ima/dam/index.htm

 キーワード  水位放流方式  水位放流方式(その2) 限界流入量  放流関数  誘導関数  
          改良型定水位制御  ダブル2次近似  高度なただし書き操作   
   総合目次へ行く    ご意見・ご質問をお寄せ下さい。      もう一つのHPです

 「ダムの操作はまず流入量を把握して....その一定量を貯留して....」などと既成概念の中で考えていませんか?
 ダムの操作ほど水理学的な特性に裏付けられている課題はないと言えます。逆に言うとダム操作に関する課題はすべて水理学的に考察する中で考えるべきであり、こうすることによって、ほとんどの課題の解決の方向付けが得られるものと言えます。
 我が国におけるダム操作技術のかたちは新河川法が制定された昭和40年代にさかのぼるということができます。しかしながら、その本質はほとんど進化していないのが実情であるといえます。
IT化社会にふさわしいダム操作のあり方を考える必要があるのではないでしょうか。
 ここでは、ダム操作を可能な限り
定式化して水理学的かつ数学的に考察してみました。こうすることにより、それぞれの操作の効果や安定性が科学的・計量的に評価できるとともに、自動化が可能となるからです。
 水理学、数学という言葉を使うとそれだけで拒否反応を示す人もいます。しかしながら、ここではできるだけ基本的なレベルで考えることとし、皆さんに親しみをもって取り組んでいただける範囲で応用してみました。
 また、これらの議論はすべてパソコンで試行できる範囲のものを紹介しています。ということは、
ダムの操作はほとんど一台のパソコンで自分の机の上で処理可能であるということができます。
 一度、トライされてみては如何でしょうか?
 
本稿では内容のすべてを理解していただくのではなく、このようにすればこのような問題が解決できるとの認識さえ持っていただければ十分です。納得できない点については遠慮なく問い合わせてください。課題解決に向けて共に考えて行こうとする空気が芽生えてくれば幸いに思います。
 ご意見を戴いて必要な部分はその都度修正を行い、さらに好ましい方向に誘導できればと思っています。繰り返しアクセスをお願いしてご協力をお願い申し上げます。

 「内容が理解しにくい。」とのご指摘を受けることがあります。ダム操作の議論をするときダム操作上の課題が共有できないことにより、入り口で混乱することがあります

 なぜこのような課題に取り組んできたかについて説明するために「ダム管理よもやま話」としてまとめてみました。入り口で困っておられる方は、先ず、こちらの方からアプローチしてみてください。


 なお、必要であれば日程を調整して日本全国何処にでも意見交換・説明に出向きます。遠慮なく、お申し出下さい。
  

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 ホームページの更新情報
  
        9月11日  ダム操作よもやま話を追加・修正致しました。
    
        8月28日  ダム操作の試行募集を提案しました。 

        平成22年4月10日 このHPの原本をネット出版しました。  

        平成23年5月  その他、特許・表彰など を追加掲載しました。   

 
  ここで議論する概容は以下の通りです。

1.ダムの操作をどのようなかたちでとらえるか。

2.貯水池の水位と貯水池への流入量の把握の仕方をどのようにすればよいか。

3.ダムの操作において水位と放流量の関係をどのようなかたちでとらえたらよいか。

4.放流開始の判断から洪水調節に入るまでの操作はどのようにしたらよいのか。

5.水位を一定に保つ操作「流入量=放流量」は考えるほど簡単ではない。

6.洪水調節操作はどのように考えたらよいのか。

7.ただし書き操作にはいる際の判断と入った後の判断をどのようにすればよいのか。

8.その他、洪水時操作にまつわる様々な話題と改善方法。

9.ダム管理よもやま話


 以上が、ここで取り上げた話題ですが、皆様の要望ならびにダム操作を巡る社会の動向などをふまえて適宜、追加・修正させていきたいと考えています。

 
皆様からの積極的なアクセスとご意見をいただければ幸いです。

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                                      平成21年夏

        目  次

1.ダムの操作をどのようなかたちでとらえるか


2.貯水池の水位と貯水池への流入量の把握の仕方をどのようにすればよいか。
2−1 貯水池水位の挙動特性について
2−2 貯水池水位の挙動がダム操作に及ぼす影響について
2−3 観測水位の計算処理方法について
2−4 平滑化処理方法の評価
 1) 移動平均法
 2) 2次関数近似法


3.ダムの操作において水位と放流量の関係をどのようなかたちでとらえたらよいか。
3−1 洪水時操作の解析的考察の必要性
3−2 洪水時操作の定式化
3−3 Vの1次式による洪水時操作の定式化と解析
3−4 洪水時操作を水位(貯水量)のみによって実施する。
3−5 今後の展開


4.放流開始の判断から洪水調節に入るまでの操作はどのようにしたらよいのか。
4−1 洪水前操作の方法論がなぜ必要か
4−2 洪水前操作試行計算
4−3 洪水前操作の方法について
4−4 Vの2次関数を放流関数とした場合の放流特性
4−5 Vの楕円関数を放流関数とした場合の放流特性
4−6 洪水前操作のまとめ


5.定水位制御
5 −1  定水位制御をしてもなぜ水位が変化するのか?
5−2 改良型定水位制御システムについて

5−3 改良型定水位制御システムの解析的考察

5−4 観測流入波形に対する応答特性の検討
5−5 他の制御システムから定水位制御システムへの移行について



6.洪水調節操作について
6−1 一定率一定量放流方式と水位放流方式の関係について
6−2 一定率一定量放流方式と水位放流方式の調節特性について
6−3 自然調節と水位放流方式の関係
6−4 操作の安定性について


7. ただし書き操作 
7−1 ただし書き操作の定式化
7−1−1 考え方のシナリオ
7−1−2 ただし書き操作の解析的考察
7−2 実態編
7−2−1 対象洪水
7−2−2 ただし書き操作の第1段階
7−2−3 さらに高度化したただし書き操作に向けて
7−2−4 限界流入量の篩い分け効果について
 その−1 限界流入量の篩い分け効果と高度化について
 その−2 切り口を変えた限界流入量の篩い分け効果
7−3 限界流入量についてのまとめ


8.水位低下操作

9.誘導関数

10.あとがき

11.ダム管理よもやま話
 

12.このHPに記載された内容をあなたのダムで試行してみませんか?

13.その他、特許・表彰など
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