2017年10月28日
レコ発! LIVE&LOUD IN 難波ベアーズ
(文:鮫肌文殊 写真:関尾博行)

2017年9月2日(クンニの日!)、なんと24年ぶりのNEW ALBUMを世に放ったホリョシュー。
ディスクユニオンのパンクチャート5位にチャートインするなどメンバーも驚く反響。
そんな中、東京の思いっきり盛り上がったレコ発に続き、
関西編をホームグラウンドである難波ベアーズで行うこととなった。
ベアーズブッキング担当者・黒瀬さんのご厚意でバンド数を絞ってたっぷり1時間強演れる
タイムテーブルに。そんな長い時間出来るのか!?メンバー4人中、52歳が3人もいるので一抹の不安が。

そして迎えたライヴ当日。季節外れの台風の影響の風雨。えれー寒い。
「こんな天気じゃ来たかった客も『行くのや~めた』になるのでは?」とまたまた不安に襲われる。
リハーサル、時間たっぷりあったんで練習も兼ねてかなり気合い入れてかます
(これが後々ヤバイ事態を引き起こすことに…)。

リハ終わり、恒例の餃子の王将で本番前の決起集会!ガンガン飲んで食って本番に備える。
物販で、今回のNEW CD、幻のファーストアルバム(ガンジー石原氏宅から発見されたデッドストック)
さらに鮫肌の名著「らぶれたあ」を売る。売り物があるっちゅーのはええもんですな。
1年前は、何も売るもんなかったし。

そして開場の時間。「わ、マジ!?」なんとその時点で客がホリョシューアーミーの安全ピンの1人だけ。
久しぶりに1ケタの人数の客の前でのライヴを覚悟.。レコ発なのに!
でも事前にメール送った奴から「ゴメン、今日行けなくなった」の返信がいっぱい来ており、ヌヌヌ。
さらに、対バンのアナログエイジカルテットがベアーズに来る途中で機材車が事故渋滞に巻き込まれ
最悪「来れないかも」という連絡が。う~ん、レコ発なのに!!
神様はなぜそんな試練をホリョシューに与えるか。
1番手は、桃色神社。セリフ仕立てのMC、シアトリカルなスタージングながら曲はラフ&ダーティなパンクベアーズらしい雰囲気のスカムなバンド。東京にはこういうバンドって居ないんだよなあ。 

間に合った!来て即ステージへ。アナログエイジカルテット
今夜はホリョシューに合わせてくれたのかスターリンのカバー曲をやりまくり。
良か、良か。スターリンファンの客も盛り上がる。

そして!!いよいよホリョシューのステージ。
ヤンヤの喝采のお客さん。気合い入りまくりの鮫肌。当たり前っちゃ当たり前なのだが、
こんな悪天候の日にわざわざ来るお客さんはCDを聴きこんでくれてて、サビだけでなくAメロBメロ部分も
合唱。これは歌ってて嬉しい誤算。感激した・

しかーし!ここでリハを真剣にやり過ぎた弊害が。
3曲目くらいですでに声が掠れ気味。早ッ!MC時にがらがら声。客からも失笑が漏れる。ヌヌヌ。

このガラスの喉がどこまで持つのか?限界まで飛ばす、飛ばす。すると、声がだんだん出て来た(苦笑)。
人間、やってみるもんですな。
途中、今や恒例となった「人間なんて」の客を巻き込んでのモッシュDANCEタイムでさらにヒートアップ。

※人間なんて(モッシュ動画)

しかも、客の中になぜかドイツでOiパンクのレーベルやってる観光客様御一行が
「なんか世界的にも有名なベアーズでおもろいバンドがライヴやってないかな?」と見に来ていて。
でっかい白人さんが「レッツゴーホスピタル」でダイビングしてたのにはテンション上がったね。

「女子をステージに上げてセクハラMCで前フリする「女はみんなワキ毛を剃れ!」や、
ネイキッドパフォーマンス炸裂の「チンコマンコ音頭」と終始テンション上がりっぱなし。
白人の女子がスマホのカメラで鮫肌の股間を狙ってたのには笑った。

ラストは出演バンドのボーカリスト勢揃いで「OiOiスキンヘッド」。
ベアーズの床を転げ回って吠えまくる鮫肌。
グッチャグチャで終了。鮫肌の実弟と甥っ子も見に来てて感動してたぞ。

帰り際、ドイツのOiパンクレーベルのオーナー氏に「GREAT BAND!」って親指立てられた。これって国際的にも認められたってこと!?(ちゃう、ちゃう!)

次回ライヴは、ついにジャパニーズロックの聖地、新宿ロフト
まさか齢52にしてロフトデビュー出来るとは思わなんだ^^;人間長生きはするものである。
元祖Oiパンクバンド、英国からコックニー・リジェクツが来日。レジェンドと、
日本のスキンヘッドバンドの皆さんの胸をかります。
2018年1月7日(日)
出番は昼の早い時間ながら、絶対熱いライヴにするから。みんな見に来てね!待ってるぜ、Oi!Oi!