暫く緩やかな道が続くが、最後に高座山に向けての急登が待っており、
やや溝状になった急斜面を真っ直ぐ登ることになる。 そのロープに頼らず何とか急斜面を登っていくと、周囲に木々が見られるようになり、 そこを抜けた所が高座山頂上であった。時刻は 9時8分。 狭い頂上には四等三角点が置かれており、振り返れば木々が少々邪魔ではあるものの 富士山を見ることができる (写真)。 | |
道はこの山頂を真っ直ぐ進むことになる。 雪は 20センチ程であり、先行者の足跡はあるものの、所々で踏み抜く場所も出てくる。 |
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小さなアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げていく。 やがて、目の前の小さな高みに登り着くと、展望が開ける。 一旦下り、鉄塔の真下を通る。 その鉄塔に至る迄、そして鉄塔を抜けてからの登りでも 少し痩せた尾根が続くので油断は禁物である。 | |
鉄塔を抜けて岩場の登りに入ると、展望がグッと広がる。 杓子山から西に派生していると思しき尾根の後方に 三ツ峠山が見え (写真)、 そこから霜山、天上山へと続く府戸尾 (太い尾根という意味らしい) の尾根が左に下っている。 |
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その府戸尾の後方には御坂山が見え、そこから左に
御坂黒岳、破風山、
中藤山 (なかっとうやま)、不逢山 (あわずやま)、金掘山、
節刀ヶ岳、
十二ヶ岳、鬼ヶ岳、鍵掛、
王岳とお馴染みの山が続いている。 写真 中央の山が御坂黒岳。 | |
不逢山の後方には
鳳凰三山、
そしてその左に辻山が並び、辻山の左後方には
仙丈ヶ岳が雲に隠れつつも確認できる。
仙丈ヶ岳の左には
北岳、
そしてその頂上付近が少し雲に覆われた
間ノ岳、
農鳥岳が続く。 こちらは上の写真のさらに左側。 |
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