道路左側の斜面に取り付き、樹林の尾根を登っていく。 | |
そして、小さな坂を一登りすると樹林を抜け出してカヤトの原に飛び出す。 時刻は 8時29分。 前方には黒々とした木々に覆われているドーム型の高座山が見えており、
そこに至る迄の間に気持ちの良いカヤトの斜面が続いている。 |
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緩やかな勾配の尾根を進み、高度を上げて振り返れば、
富士山の姿が遮るもの無く見えている。 | |
さらに高度を上げ振り返ると、 富士山の右側の山も見えるようになる。 毛無山、タカデッキ、雨ヶ岳がまず見え、 その右後方に南アルプスが並ぶ。 南アルプスの方は、まず布引山、
笊ヶ岳、そして偃松尾山といった黒い山が並び、
その後方に白い山々が姿を見せている。 写真では、後方の一番高い山が 悪沢岳。 その左に荒川中岳、前岳が続き、その左の雲が少しかかった山が小赤石岳、赤石岳である。 |
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右側が開けたカヤトの下り斜面、左側が垣根のように木々が並ぶ尾根を登っていく。 右のカヤトの斜面にはそこを横切る白き雪の道がいくつも見えているが、どうやら、先程の林道と繋がっているようである。 右側の見晴らしが良い一方で、左は木々が邪魔でなかなか見通すことができない。それでも 御坂黒岳など 御坂山塊の山を時々見ることができる。 緩やかな道も途中から急坂となる。霜柱の足下のため少々滑りやすく登りにくい。
しかし、高度は一気に上がり、展望もさらに広がるようになる。 | |
不動湯へと下る道を左に分けると、やがて道は 2つに分かれる。 その小さな高みに登りついて振り返れば、今まで辿ってきたカヤトの尾根、
そしてカヤトの斜面につけられた白い道が見えている。 また、今登っている斜面の後方にも山が見えているが、地図にはその名前が載っていない。 帰宅後調べると、忍草山 (しぼくさやま)、権現山などの名前があるようである。 |
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