10時41分に出発、東の方へと進む。 やがて、左手の斜面が少し引っ込んでいて、
そこから道が右にカーブしていくところに水場が現れる。 地図には 「 水量乏しく涸れることあり 」 との注釈が書かれているものの、
この日の水量は豊富で、しかも冷たくて美味しい。 | |
ここからも小さなアップダウンはあるもののほぼ平らな道が続く。 先日歩いた長沢背稜と同じような感じで、 左側の上り斜面は自然林、右側の下り斜面は檜の植林帯といった状況が続く。 なお、長沢背稜とは芋木ノドッケから天目山までを言い、 その後の天目山から棒ノ折山 (ぼうのおれやま)、 小沢峠付近までを天目背稜と呼ぶようである (この定義には諸説あるようだが、 どちらも東京都と埼玉県の境を形成している尾根である)。 |
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やがて、左手の高みが低くなって埼玉側が見えるようになるが、 樹林越しに見る展望は霞み気味で、ハッキリしない。 すぐにまた道は高みの右側を巻いていく。 左手樹林越しに
武甲山を見た後、道は左にカーブしていくが、
そこにある標柱には 『 棒抗尾根入口 』 と手書きの文字が書かれている。 | |
ここからも同じような道が続く。 しかし、長く続いた単調な道にも漸く変化が現れる。 ここは仙元峠を巻く道を離れて、標識に従って左手の高みに取り付く。 |
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緩やかに登っていき、 最後は低木がやや煩い中を通り抜けて高みに登り着けば、そこが仙元峠であった。時刻は11時38分。 ここには石祠 (木花咲耶姫命 = このはなさくやひめのみこと を祀っている) とともに、 峠に関する説明板が置かれている。 説明板の内容は省略するが、
その中に 「 上州から甲州へ向かう際、最初に
富士山が拝める峠 」
との記述がある。 | |
本日はかなり暑いので、 小忠実に水分補給をすべく、先程の一杯水で汲んだ水を口にする。 古い標識に従って右に道をとり、やや細い尾根を緩やかに下って行くと、 すぐに登山道に合流する。時刻は 11時43分。 ここからまた単調な道が続くのかと思っていると、
そのすぐ先で蕎麦粒山へと通じる尾根道が現れる (写真)。 |
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