竜ヶ岳、雨ヶ岳、毛無山 ( 毛無山:1,964m、三角点は 1,945.4m ) 2015.12.19 登山



【PHOTO & 記録 竜ヶ岳、雨ヶ岳、毛無山 1】

昨年の 12月12日(土)にトライした 和名倉山は、 体調不良にて途中で断念することになり、代わりに 竜喰山に登って何とか形を整えはしたものの、 やはり昨年の 黒金山 (敗退) と同様、 敗北感は否めない。
こうなったら、すぐにでも和名倉山に再挑戦したいところであるが、一方でまた同じ登山道を歩くことにどうしても気分が乗らず、 色々考えた末に、この時期限定となる 竜ヶ岳からの ダイヤモンド富士を見に行くことにする。
勿論、前回 (2011年12月) と同様に、 本栖湖湖畔から竜ヶ岳に登った後、雨ヶ岳、 毛無山と縦走して、 『 朝霧グリーンパーク入口 』 バス停からバスにて本栖湖へと戻ってくる計画である。

ところがである、 富士急山梨バスの時刻表 (新富士駅→富士山駅行き) を調べると、前回の時に利用した 『 朝霧グリーンパーク入口 』 15時53分のバスは 14時53分に変更されており、 次のバスは 17時53分ということになっているではないか !
前回は、6時43分に本栖湖の駐車場を出発し、『 朝霧グリーンパーク入口 』 に到着したのが 15時17分。
となると、前回よりも 24分以上早くバス停に到着しなければならないことになって少々難しくなるが、まだチャンスがない訳ではない。
前回は竜ヶ岳頂上からではなく、その途中にある石仏と東屋のある場所からダイヤモンド富士を眺めており、 これを竜ヶ岳頂上から見ることにすれば、その後の時間が楽になる訳であるし、さらに前回はバスの時間に合わせて 後半かなりペースを落とした覚えがあるからである。

ということで、12月19日(土)、少し早目の 4時に横浜の自宅を出発する。
上空には雲一つ無く、星が瞬いており、間違いなく本日は快晴のようである。
横浜ICから東名高速道に乗り、海老名JCTから圏央道に入った後、八王子JCTにて中央自動車道へと進む。
前回は国道16号線を嫌い (圏央道はまだ東名高速道とは繋がっていなかった)、東名高速道を富士ICまで進み、 その後、西富士道路経由にて本栖湖へと向かったのだが、これはかなりの遠回り。今回はそれに比べて大分時間を短縮できるはずである。

順調に車を進め、大月JCTからは中央自動車道富士吉田線に入る。
河口湖ICで高速道を下りた後は国道139号線を西へと進む。
車載の温度計はマイナス2℃を示しているが、この時期としては暖かいのではないかと思う。道の周囲に雪は全くない。
かなり長い間 樹海の中を走った後、精進湖への分岐を過ぎて 4km程進み、本栖で右折して国道300号線に入る。
すぐに左手に 『 ← 本栖湖キャンプ場 』 の標識が現れるので左折して湖畔へと下る。
そして、駐車場到着は 6時11分。まだ辺りは暗い。

毛無山付近には雪があるだろうと予想し、 スパッツを着けて駐車場を 6時18分に出発する。
見上げれば、竜ヶ岳と思しき山がシルエット状になって見えている。


林の中を進んで行くと、前方に 富士山の頂上部分が見えてくる (左の写真は シャッター速度 2秒 とかなり遅いため、手ブレ、虫などの写り込みにつき ご容赦戴きたい)

と、ここまでは良かったのだが、まだ暗い中、サングラスを掛けて出発したのが間違いで、 林の中を進んで行くうちに道が分からなくなる。
慌てて周囲を探したところ、 竜ヶ岳の案内板があったのでホッとしたが、 ここでも間違えて右へと進んでしまう (暗くてよく分からなかったのだが、右へと進む道の他にも 竜ヶ岳に行く道が示されていた気がする)

しかし、進めども進めども お馴染みの登山口は現れず、 最終的に竜ヶ岳頂上手前に至る登山道の入口に到着してしまう。

この道は 竜ヶ岳の北側を登り続けることになるので、 稜線に出るまで 富士山は見ることができないことになり、 遅れた場合にダイヤモンド富士を見逃してしまうことになる。

ソバにあった地図を見ると、辿ってきた道を戻り、 先程 右に曲がってこの道に入ったポイントをさらに先へと進めばいつもの登山口に出ると知り、急いで戻る。

結局、いつもの登山口到着は 6時43分。
何のことはない、この時点で当初の目論見 (竜ヶ岳頂上にてダイヤモンド富士を眺める) は吹き飛んでしまったのだった。

本来ならば、写真 左奥の方から進んでくることになるはずである。

しかし、バスの時間に完全に間に合わないということになった訳ではないので、 少しスピードを上げて登っていく。
ジグザグに斜面を登る。周囲は少し明るくなってきており、焦りが増す。

やがて、右手に 竜ヶ岳の ズングリとした姿が見えるようになるが、まだかなり遠い。
とにかく時間を短縮すべくひたすら登り続ける。

落ち葉を蹴散らすように進む。
そして、丸太の階段を登りきると傾斜はかなり緩み、やがて 富士山がよく見える 台地状の場所に飛び出したのだった。時刻は 7時9分。

周囲はかなり明るくなってきており、 富士山の雪もよく見えている。
しかし、今冬は雪がかなり少ないようである。

ここから道は一旦下りとなり、先の方には 竜ヶ岳の姿が再び見えるようになる。

やがて、道は登りとなり、ササ原の中を進んでいく。
左手には 富士山がよく見えている。
富士山の頂上から太陽が出てくる時間はおそらく 7時45分前後であろうから、 竜ヶ岳頂上からのダイヤモンド富士はもう無理としても、できるだけ頂上に近づいておきたいところである。

斜面をジグザグに登る。
高度を上げて振り返ると、今まで樹林が邪魔をして良く見通すことができなかった御坂山塊がよく見えるようになる。
結構 存在を主張している 王岳、そしてその右には 節刀ヶ岳鬼ヶ岳、十二ヶ岳が続き、 さらには十二ヶ岳の右後方に 御坂黒岳も見えている。
いずれも朝日を浴びてうっすらと赤く染まっている。

御坂黒岳の右には 三ツ峠山がうっすらと見え、 その手前には足和田山も見えている。足和田山のさらに右には 今倉山杓子山、鹿留山、そして 御正体山がうっすらと見えている。

写真において、左側の台形の山が王岳。そこから右に上述の山が続く。
写真 右側後方に見えているズングリとした山が御坂黒岳。



竜ヶ岳、雨ヶ岳、毛無山 登山データ
上記登山のデータ 登山日:2015.12.19 天候 : 快晴 単独行 日帰り
登山路:本栖湖キャンプ場駐車場−竜ヶ岳登山口−石仏・東屋−竜ヶ岳− 端足峠−雨ヶ岳−タカデッキ−高見岳−毛無山−北アルプス展望台−地蔵峠への分岐−五合目−不動の滝展望台−毛無山登山口−(東海自然歩道)− 東屋−(東海自然歩道)−根原吊橋−A沢貯水池−根原バス停−(バス)−本栖湖−本栖湖キャンプ場駐車場
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道) −八王子JCT−(中央自動車道)− 大月JCT−(中央自動車道 富士吉田線)−河口湖IC−(国道139号線)−本栖−(国道300号線)−本栖湖キャンプ場入口−本栖湖キャンプ場駐車場 (車にて)
交通復路:本栖湖キャンプ場駐車場−本栖湖キャンプ場入口−(国道300号線)−本栖−(国道139号線)− 河口湖IC−(中央自動車道 富士吉田線)−大月JCT−(中央自動車道)−相模湖IC−(国道20号線)−相模湖駅前−(国道412号線)− 三ケ木−(国道413号線)−谷ヶ原浄水場−(県道508号線)−塚場−(県道63号線)−葛輪−田名赤坂−(国道129号線)−塩田原− 下当麻−(県道52号線)−相模原公園入口−(県道507号線)−相武台団地入口−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)− 上瀬谷小入口−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

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