竜ヶ岳、雨ヶ岳、毛無山 ( 毛無山:1,964m、三角点は 1,945.4m ) 2015.12.19 登山



【PHOTO & 記録 竜ヶ岳、雨ヶ岳、毛無山 9】

この東海自然歩道は、 毛無山に初めて登った際、 雨ヶ岳、端足峠と縦走した後、毛無山の臨時無料駐車場に戻ってくるために歩いてはいるのだが、所々思い出す場所はあるものの、 ほとんどは初めて見るという感じで結構楽しい。

富士山が見えるのは勿論のことだが、 その他にも ススキの原の中を進んだり、殺風景で少々薄気味悪い杉林が出てきたりと変化に富んでいる。
しかし、その杉林を抜けると登りが待っていたのには些か参った。
短い距離ではあったが、もう平地歩きしかないと思っていただけに、疲れた身体には厳しく感じられたのであった。

やがて、道は牧場の横を通り、暫く進むと東屋に到着。
さすがに疲れたので休むことにする。時刻は 16時3分。

どうやらここから右に進めば、国道139号線に出て、 『 道の駅朝霧高原 』 にも行けるようだったが、その場合でも時間が余るため、 左に進んで 『 根原 』 を目差す。
心配は途中で暗くなることであるが、道はしっかりしているはずなのでライトがあれば何とかなろう。16時8分に出発。

東屋を過ぎると、道は少し先で左に直角に曲がり、広い草地の縁を回る。
この辺は降雨時や雪解け時に水溜まりが出来て通行困難になるらしく、その場合は先程の東屋から右に道を取るらしい。

広い草地の先には 富士山が見えているが、 先程までとは違い、富士山の山肌が赤みを帯びている。
そう、日が沈もうとしている訳で、少し足を速める。

道は草地を抜けて樹林帯を進むようになるが、林道のような道なので迷うことは無い。
また、標識も頻繁に立っているので助かるが、一方でそこに表記してある距離や時間がマチマチなのには些か参った。

道は再び草原の縁に出て 富士山が見えるようになるが、 赤みを帯びた部分がかなり上方にシフトしている。
もう日没である。

草原の脇を進んだ後、道は再び樹林帯に入る。

道は見覚えのある谷沿いに作られた木道 (桟橋) の上を歩くようになる (下の写真)
もう辺りは暗くなり始め、道を間違えないように慎重に進む。

暗い中、根原吊橋を渡り、A沢貯水池へと向かって進む。
そして、やがて薄暗い中に A沢貯水池の金網が見えてきて、根原へと続く林道の分岐には 17時8分に到着したのだった。

さすがに辺りはかなり暗い。しかし、うっすらと月明かりが足下を照らしてくれるので、 何とかライト無しで林道を進んで行くことができる。
そして、林道を歩くこと 10数分、井之頭小学校 根原分校の脇を通って 漸く国道139号線に辿り着いたのだった。

バス停は根原分校の入口、歩道橋の下にあり、到着時刻は 17時20分。 まだ余裕十分である。

人気の無い歩道橋の脇で着替えをした後、バスを待つ。 しかし、定刻である 17時59分になってもバスは来ず、18時5分になっても来ない。
土日は運休かと心配になった頃、漸く到着してくれたのだったが、バスは小生を見落とし、慌てて止まる始末。非常にドキドキしたのであった。

なお、そのバスには雨ヶ岳で一緒になったカップルが乗っており、 同じく本栖湖で下りたのだったが、どうやって時間を潰したのだろう。

久々の長丁場で、少々疲れたが、同時に登山に対する意欲もかなり復活してきた感がある。
と、折角気分が上向いてきたのではあるが、諸般の都合により 2015年はこの山行が最後となったのだった。

写真は暗くなる前、最後に見た 富士山



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