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食事をしながら周囲の景色を楽しむ。
皇海山の右後方に見えていた
富士山は、
先程よりも雲に飲み込まれ、今や雲の上に 『 一 』 の字となった頂上が見えるだけである。
また、火口跡を挟んで
奥白根山頂上を見れば、
多くの登山者が山頂に向かっている。凄い混みようである。
これから目指す白根隠山の方は登山者も少なく、静かなはずなので楽しみである。
なお、写真 左手にこの火口跡から左へと進む道が見えるが、
そちらに進めばロープウェイ山頂駅である。 |
10時56分、下山開始。
火口跡を一周した後、登って来た道を下る。
五色沼や 男体山を見ながら岩場の道を下る。
写真において、砂礫の斜面の向こうに見えている尾根が白錫尾根。
中禅寺湖の手前に見えているおむすび型の山は高山。
そして、その高山の後方、中禅寺湖上に 2つの岬 ? が突き出ているのが見えるが、手前が松ヶ崎、その後方が大日崎と思われる。
大日崎の右後方には 半月山が見えており、
半月山の左後方には 地蔵岳、夕日岳が見えている。 |
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登る際には苦労した斜面も、
下りは楽である。
ただ、樹林帯手前になると、写真のようにやや歩きにくい岩の道が続く。
少々滑りやすい。
樹林帯を抜け、11時23分に奥白根平の一角に下り立つ。
正規の道は左だが、右にも平らな原が続いており、先にも述べたように、そこを詰めていけば白錫尾根に辿り着けるようであるが、
ここは安全策をとって、左に道をとる。
避難小屋前を 11時26分に通過、そのまま登りに入る。 |
この登りはさすがに辛い。
休み休み登り続け、何とか
錫ヶ岳の分岐点には 11時41分に登り着く。
そのまま左方へと進めば窪地を経て前白根山に至るのだが、ここは右に道をとってダケカンバ、
シラビソの生える果樹園のような雰囲気の斜面を登る (写真)。 |
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少し登っていくと、下山者と擦れ違う。
錫ヶ岳に行ってこられたのかと尋ねると、
白根隠山までとのこと。やはり静かな山を求めてのことらしい。
樹林を抜けて尾根上に飛び出すと、
そこに今にも倒れそうなトタン葺きの掘っ立て小屋が現れる。
地震観測所とか雨量観測小屋だとか言われているが、謎の小屋である。時刻は 11時46分。
なお、この小屋の前で 1人の登山者と会う。 |
小屋から少し進むと、
白根隠山とそこまで続く稜線が見通せるようになる。
結構アップダウンがあるように見え、疲れてきている身には厳しく感じられるが、歩いてみると意外とそうでもない。 |
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