奥白根山、白根隠山 ( 奥白根山:2,577.1m ) 2015.7.11 登山



【PHOTO & 記録 奥白根山、白根隠山 9】

右手には、先程頂上を踏んだ 奥白根山もよく見えるようになる。
ここからの奥白根山は、前白根山から見た時よりも さらに南側の部分が見えるようになってきており、 従って、深く抉れた溝の内部をハッキリと見ることができる。
前白根山から見た時には、この抉れた部分は細い溝状のものと思ったのだが、その幅が意外にあることに驚かされる。

木々のない斜面を緩やかに下った後、 小さな樹林帯の中を登る。
すぐに尾根上に飛び出し、木がほとんどない草付きの稜線が続く。
周囲にはシャクナゲの群落が多く見られるが、吹きさらしの尾根のためであろう、 シャクナゲは 凹地の中に身を潜めているものが多い。

緩やかな草の尾根を進む。
夏は日差しを遮るものがないため暑いが、春や秋は楽しい空中散歩が楽しめる、気持ちの良い尾根である。
左手には中禅寺湖、そして 男体山女峰山を中心とする 日光ファミリーが見えている。

なお、先を進む登山者は、先程 地震観測所の前におられた方。

道の方は砂礫の道を緩やかに下り、 その後、白根隠山への登りとなる。
この登りは短く、斜度もそれ程ではないのだが、さすがにこの時間になると身体に応える。

右手の奥白根山を見れば、 斜面を縦に走っていた大きな溝は今や右斜面の端まで移動しており、従って奥白根山に荒々しさは無くなっている。

息を切らせつつ何とか斜面を登り切ったが、そこは頂上に非ず。
白根隠山の頂上はさらに先に見えている。
少々ガッカリするが、最早 頂上までキツい登りはなく、木の生えていない台地状の斜面が緩やかに続いているだけである。
ユックリと歩みを進め、頂上を目指す。

そして、 白根隠山頂上には 12時19分に到着。
頂上には 2人の先客がいたものの、やはり狙い通り 奥白根山の喧噪に比べて こちらは本当に静かである。

頂上からは、奥白根平より続く谷を挟んで奥白根山がよく見えるが、 最早 例の深い抉れは完全に見えない状況である。



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