奥白根山 ( 奥白根山:2,577.1m ) 2015.7.11 登山



【PHOTO & 記録 奥白根山 3】

再び傾斜が緩やかになると、 そこからはまるで公園のような、気持ちの良いダケカンバの道が続くようになり、 そこを抜け出すと前方に 奥白根山の姿が見えてくる。
奥白根山は如何にも溶岩ドームという体を成していて、 その頂上から手前に下る斜面には深く抉れた溝が走っている。この溝は、 平ヶ岳側から見た 燧ヶ岳を彷彿させる 燧ヶ岳ほど溝は深くはないが)
そして、溝によって左右 2つに分かれた斜面の左側には登山道が見えている。

その堂々とした姿はやはり魅力的で、前回、 錫ヶ岳に登った時も、 この山を素通りすることを残念に思ったものである。 奥白根山の姿が素晴らしいこともあり、また体調も考慮して、 本日は錫ヶ岳を諦めることにする。

道は樹林帯を抜け、 展望の良い砂礫の道を前白根山に向かって進むようになる。
展望はグッと開け、左手には 袈裟丸連峰皇海山が見えるようになり、 皇海山の右には 赤城山も見えている。
そしてさらには、よく目を凝らすと、皇海山の左後方に 富士山がうっすらと見えているではないか。 テンションがグッと上がる。

写真では、中央 後方にうっすらと 富士山が見えており、その右手前のズングリとした山が皇海山である。
皇海山の左には鋸山が続き、その後方に袈裟丸連峰が見えている。

奥白根山も正面によく見えるようになり、 その右手前には前白根山も見えている。
さらには、奥白根山の下方に目をやれば、前白根山から白根隠山へと続く尾根が横切っており、 こちらも魅力満点である。

ということで、本日はまず 奥白根山に登り、 その後、同じ道を戻って、途中から白根隠山に寄り道をした後、湯元に戻ることにする。
五色山、国境平経由にて湯元に下りるルートもあるのだが、前回 錫ヶ岳からの下山に使用した際、 あまりの荒れように辟易した覚えがあるので、忌避した次第。
このルート選択が後で大事故を招いたのであった !!

砂礫の斜面を登り、 前白根山には 8時51分に到着。石祠の前にて暫し休憩する。

ここからの展望もなかなかのもので、目の前には 奥白根山が大きく、 その左後方に 錫ヶ岳が少し姿を見せていて、 さらにその左には白根隠山とそこからこちらまで続く稜線が見えている。
白根隠山の左後方には 皇海山袈裟丸連峰が並び、 先にも述べたように、皇海山の左後方には 富士山が少しだけ姿を見せている。
また、奥白根山の右側を見れば、後方に 至仏山が見え、 至仏山の左後方には 巻機山も見えている。

下の写真はその白根隠山へと続く尾根。 左端が白根隠山で、白根隠山の右にある高みの後方には、 錫ヶ岳、笠ヶ岳が見えている。

ところで、小生が休んでいる場所にある石祠には、 壊れてはいるものの青銅製 ? の扉が付いている。
この日光にて青銅製扉がある石祠を見ると、 錫ヶ岳の南にある宿堂坊山付近で発見された 青銅製扉付いた石祠のことを思い浮かべてしまう。
その石祠の発見は、かつて盛んだった日光修験三峯五禅頂 (修行のために峰を駆け巡る回峰行) の 1つである 『 夏峯 』 の経路上にあった男嶽の宿の特定に繋がり、 さらには 『 夏峯 』 の経路が足尾山塊を通っていたことも実証した貴重な発見なのである。

従って、この前白根山の石祠も 『 夏峯 』 の名残かと思ったのだが、 帰宅後調べると、この祠は昭和になって建てられたもので、『 夏峯 』 とは全く無関係らしい (無論、前白根山は 『 夏峯 』 の経路上にあった)

8時55分、 奥白根山に向けて出発する。
稜線を五色山方面に少し進んだ後、標識に従って左側のガレ場の斜面をジグザグに下る。
途中、眼下に錆納戸色 (さびなんどいろ) をした五色沼が見えるようになり、 奥白根山 + 五色沼という定番の構図が目の前に広がる。
本当に素晴らしい眺めである。

ガレ場を下り、前回 錫ヶ岳に登った際には雪解け水で大きな水溜まりができていた窪地を過ぎ、 そこから少し登って尾根上に出る。
この尾根は、そのままずっと辿れば、白根隠山、白檜岳、錫ヶ岳へと続くもので、白錫尾根の名が付いている。
ここの尾根歩きは緩やかな道が続いて気持ちが良く、左手には 男体山、 中禅寺湖が見えている。



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