乗鞍岳 ( 剣ヶ峰:3,025.7m ) 2016.9.27 登山



【PHOTO & 記録 乗鞍岳 8】

頂上小屋を 11時33分に通過、 『 落石注意 』 の注意書きを見ながら岩の道を登る。
やがて朝日権現社の前を通過すれば、すぐに人々で混み合っている 剣ヶ峰頂上であった。 時刻は 11時39分。
これで今年も 3,000m峰登頂である。

周囲はガスでほとんど見えない。
三角点を踏み、暫しガスが切れるのを待つ。

ありがたいことに、 すぐにガスが切れ、周囲が見えるようになるが、見える範囲は狭く、 乗鞍岳を構成する山々のみである。

写真は権現池。
先程は見ることができなかった水分岳 (みくまりだけ) が池の右後方に見えている。
真ん中の山は先に述べたように雪山岳。

どちらの山もそれ程 高くは見えないが、 それは権現池自体の標高が既に 2,800mを超えているからであり 御嶽の 二ノ池に次いで日本で 2番目の高所にある池とのこと)、どちらの山も 2,890m台の高さを有している。

先にも述べた様に、 雪山岳の左には薬師岳があり、そのさらに左には屏風岳、そして大日岳が続く。

写真 右が薬師岳で真ん中が屏風岳、そして大日岳は左側の山。
大日岳の下方には、前回登った千町尾根、中洞権現ノ尾根へと通じる道 (こ こ) が見えている。

こちらは水分岳の右側にある朝日岳で、 手前の山が先程その頂上をスルーした蚕玉岳である。

初めて 乗鞍岳に登った際には、 朝日岳にも登っている人がいたような気がしたが、記憶違いかも知れない。
今は立ち入ることができないようになっている。

蚕玉岳の右後方には乗鞍観測所を有する摩利支天岳が見えており、 その左後方には不動岳、そして烏帽子岳が見えている。
不動岳の後方、烏帽子岳の左手前に恵比寿岳も見えているのかも知れないが、ガスが邪魔をして確認できない。
また、烏帽子岳の右後方には四ツ岳が大きく、四ツ岳の手前には大丹入岳 (おおにゅうだけ) も確認できる。

先程まで存在感を示していた富士見岳は摩利支天岳の右側にかなり低く見えており、 むしろその右後方の大黒岳の方がよく目立っている。
また、大黒岳の右後方に見えている三角形の山は硫黄岳のようである。

現時点で見えるのはここまでで、 後方の山々は雲に覆われており、この 乗鞍岳と対峙する 御嶽も全く見えず、 先程まで見えていた 穂高連峰霞沢岳なども今や雲の中、 無論 その他の北アルプスの山々も全く見えない。

これ以上の好転は望めないと思われたので、11時43分に下山する。
先程この 剣ヶ峰手前にて 2つに分かれていた道のもう一方を下る。



乗鞍 1、  乗鞍 2、   乗鞍 3、  乗鞍 4、   乗鞍 5、  乗鞍 6、   乗鞍 7、  乗鞍 8、   乗鞍 9、  乗鞍 10  もご覧下さい。


めざせ百名山のページに戻る   ホームページに戻る