人が多い中を登るのは久しぶりのため、
少々戸惑いながら登る。 そう言えば、中洞ノ権現ノ尾根から登った際 (こ こ)、 剣ヶ峰に至るまで 全く人に会わなかったのに、朝日権現社の手前で尾根に合流した途端、そこには頂上までの人の列ができていたことにビックリしたのを思い出した。 | |
高度を上げて左下を見やれば、 緑のハイマツと、その後方に黄色く紅葉したダケカンバ群が、絨毯のように広がっていて、大変美しい。 一方、その後方に見える山々は、雲が頂上付近を覆っていて、全く同定することができない。 |
|
前方を見上げれば、火山礫の斜面が道の左側に大きく広がっており、 そこに点在する黄色や茶色に染まった草が美しい。 天候の方は目まぐるしく変わり、一時、ガスでほとんど視界が利かなくなったかと思うと、 サーッとガスが引いて青空が見え、日が差すといった状態が続く。 | |
岩が多かった道も、やがて砂礫の割合が多くなり、 そのザレた斜面を登り切って稜線の一角に立つと、右手下方に権現池が見えてくる。 一方、この稜線に立った途端に風が強く吹きつけるようになり、 油断をすると帽子が飛ばされそうである。 権現池の方は、その強い風が運んでくるガスによって見え隠れしており、 池の周囲を囲む山々もガスの中に時々姿を見せるといった状況である。 写真は、強く吹き付けてくる風に耐えて暫く待った結果、
見ることができた権現池と周辺の山々。権現池の後方の山が雪山岳 (せつざんだけ)。 |
|
そこから少し登ると蚕玉岳であるが、 その頂上には帰りに寄ることにして巻き道を進む (と言っても、蚕玉岳との高低差はほとんどない)。 剣ヶ峰の方も
強く吹く風がもたらすガスにて見え隠れしており、時折、ガスが全く無くなると、頂上の鳥居、神社を確認することができる。 | |
途中で道は 2つに分かれる。 左が順路と考え、左の道を進む。 |
乗鞍 1、  乗鞍 2、   乗鞍 3、  乗鞍 4、   乗鞍 5、  乗鞍 6、   乗鞍 7、  乗鞍 8、   乗鞍 9、  乗鞍 10 もご覧下さい。