乗鞍岳 ( 剣ヶ峰:3,025.7m ) 2016.9.27 登山



【PHOTO & 記録 乗鞍岳 10】

登山道の取り付きはその荒田沢橋を渡ってすぐの所にあるのだが、 これを見落として、そのまま車道を下ってしまう。
2度目の見落としであるが、今回はかなりの遠回りを強いられる。

言い訳をすれば、道路際の紅葉に見とれていたことと、 紅葉の撮影を行っていた 3〜4人の撮影クルーに気を取られてしまったためであるが、どこか緊張感に欠けていたのであろう。

前回、この道を下山した際には、道を見落とすまいと目を凝らしながら下ったのでミスはなかったのだが、 今回は往路で通ったということで どこか油断があったに違いない。

誤って進んでしまった車道は、 大きく北側に膨らみ、さらにはヘアピンカーブを 3つ程通過することになる。
途中、戻ることも考えたのだが、先にも述べたように車道歩きの方が楽であり、さらには道路際の紅葉が見事だったことから、 そのまま下り続ける。

かなり遠回りとなっていることを強く実感してきた頃、 下方のカーブの先、樹林の中に木橋らしきものが見えてくる。
漸く遠回りも終了であるが、そこは摩利支天のバス停がある場所であった。時刻は 14時1分。

写真は、下る途中で見えた摩利支天岳、富士見岳方面。
写真では分かりにくいが、左側の山の後方には 剣ヶ峰も少し見えている。

摩利支天のバス停からさらに車道を少し下り、 カーブミラーの所からまた登山道に入る。
これにて車道歩きは終了で、ここからは緩やかな歩き易い下りの道が続く (写真)

先にも述べた様に、この辺は常緑樹が多いため、 ほとんど秋を感じることはない。
歩きやすい道を黙々と進む。

途中、 桟橋の向こう側が大きな倒木で塞がれている。
この倒木は今朝ほどはなかったため、一瞬道を間違えたのでは と慌ててしまう。
倒木はシラビソと思われ、また葉が全くなかったことから枯れ木であったが、 タイミングが悪ければ歩行中に倒れてくることもあった訳で、少々ゾッとしたのであった。

三本滝への分岐には 14時20分に到着。

ここからは暫く下りが続いた後、 小大野川を渡ったところから登りが始まる (写真は小大野川に架かる木橋)
今朝ほどは、この登り返しがきついと懸念していたのだが、意外と足が進み、三本滝との分岐には 14時36分に到着。

なお、今朝ほどこの区間で足下に多く見られたヤスデの幼虫であるが、 何匹かの死骸を登山道上に残してはいるものの、今はほとんど姿を消していたのであった。

分岐の手前で少し休憩した後、 登り斜面を進む。
ここも懸念した程 勾配はきつくない。

途中、小川の流れで顔を洗ってサッパリし、 三本滝レストハウスの駐車場には 14時52分に戻り着いたのであった。

本日は久々の晴天の下、3,000m級の山に登ることができて大変晴れ晴れとした気分である。
頂上での展望には恵まれなかったものの、秋の山を楽しむとともに、 17年越しとなる念願の乗鞍高原側からの登山を果たせたことで、大いに満足した山行であった。



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