黒金山 ( 黒金山:2,231.8m ) 2015.5.6 登山



【PHOTO & 記録 黒金山 7】

さらに左には 王岳鬼ヶ岳節刀ヶ岳がうっすらと見え、 それら御坂山塊の後方には 富士山が雲の上に顔を出している。

写真では、富士山の右の裾野が下方へと延びて最終的に手前の山に遮られているが、 その山が節刀ヶ岳。
節刀ヶ岳の右に見える山は鬼ヶ岳。
また、節刀ヶ岳の左にうっすらと見えている台形をした山は、 十二ヶ岳と思われる。

目を北奥千丈岳に戻せば、先程述べたように、その右側に 国師ヶ岳が肩を並べている。
国師ヶ岳から右に延びる稜線は 国師のタルまで緩やかに下り、その後、東梓、さらには富士見に向かって再び高度を上げている。
そして、富士見の右には水師、三宝山、そして 甲武信ヶ岳、 木賊山が続いている。

写真 中央やや左に見える高みが富士見。その右に水師、そして三宝山、 甲武信ヶ岳、木賊山と続き、木賊山から一旦下った稜線は 西破風山に向かって上っている。
富士見の左側については、一旦下った稜線が再び少し盛り上がっている所が東梓。そして、そのさらに左に 2,224m峰が続いた後、 稜線は大きく下って 国師ノタルに至っている。

写真は、上の写真と少し重複しているが、 一番左端が水師。その右に三宝山、 甲武信ヶ岳、木賊山が続く。
木賊山から下った稜線は、西破風山へと再び盛り上がり、 東破風山と結んで台形を成している。
東破風山の右には、雁坂嶺が見えている (写真の右端)
そして見ての通り、雁坂嶺のさらに右側の山々は 黒金山の斜面に隠れてしまっている。

また、木賊山の手前には 鶏冠山を含む鶏冠尾根が見えている。

素晴らしい景色を堪能しながら、少し長めの休憩を行った後、 11時20分、乾徳山へと向かう。

下り斜面に入り、途中、大分 古くなった丸太の埋め込み階段を下って急下降する。 下り着いた所が大ダオへの分岐。
ここには 『 約 2,150m 』 と書かれた標識もある。
2000年に乾徳山、黒金山を縦走した時には、 ここから大ダオへと下ったのだったが、残雪と不明瞭な道に苦労した覚えがある。 本日は真っ直ぐ進んで乾徳山を目指す。

こちら側も奥秩父らしさの残る樹林の道が続く。

暫く進むと、小さな岩場を通過することになる。
ここからは、再び乾徳山富士山が並んだ姿を見ることができる。
しかも、こちらから見る乾徳山はかなり尖っていて、ハッとさせられる。
なお、乾徳山の手前に見える高みは、これから登る笠盛山であろう。

また、ここから南アルプス方面も見えるが、 先程よく見えた白根三山は、 今や雲に飲み込まれようとしている。

再び樹林帯に入る。
この辺は急な下りが続いており、乾徳山方面から 黒金山を目指す場合には少々キツかろう。
やはり、高い山から低い山へと進むのは楽である。

道はまあまあ明瞭。
しっかりと赤テープを追っていけば問題ないが、 何度か、目の前の光景が気持ちよさそうなので、そのままの勢いで進んでしまい、慌てて道を修正することがあった。
しかし、ありがたいことに、大きなアップダウンはほとんどない。緩やかな下りか、平らとも思える道が続く。
途中にある笠盛山への登りは少々傾斜があるが、その距離は短い。



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