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頂上からは、
黒金山の時と同様、
奥秩父の山々が見える。
無論、先程まで頂上に居た黒金山も見えている。こちらから見る黒金山は乳房の形をしている。
しかし、残念ながら南アルプス方面は既に雲に覆われており、辛うじて
仙丈ヶ岳、
甲斐駒ヶ岳が見えるだけである。
さらには、富士山も見えなくなってしまっている。 |
先程の
黒金山頂上からは、
雁坂嶺までしか見えなかった奥秩父の山々であるが、
この乾徳山からはさらにその続きを見ることができる。
写真 真ん中 やや左側の山が雁坂嶺で、その右に
水晶山、古礼山が続く。 |
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こちらは上の写真のさらに右側。
水晶山、古礼山と続いた尾根は、
燕山を経て雁峠へと下っている (写真 左から 1/4程の鞍部)。
雁峠の後方には和名倉山と思しき山も見えている。
雁峠からさらに右に続く尾根は、
笠取山へと盛り上がり、
その後方には唐松尾山が見えている。
唐松尾山の右には、西御殿岩が続き、再び将監峠方面へと下った後、
竜喰山、大常木山と続いて、台形をした
飛竜山 (右端) へと至っている。
大常木山と飛竜山を結ぶ尾根の後方には、飛竜山から
雲取山へと続く尾根が見え、写真を拡大すると、
雲取山の姿もうっすらとではあるが確認することができる。 |
こちらは、上記写真のさらに右側。左手前にある
倉掛山が大きい。
倉掛山から右奥に延びる稜線の後方には、
黒川鶏冠山が見え、
さらにその右後方に大菩薩嶺が見えている。
大菩薩嶺の右には熊沢山、そして
小金沢連嶺が続いている。 |
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12時58分に下山。
鳳岩 (昔は天狗岩と呼ばれていたはず) の鎖場を下るのは回避し、迂回路を下ることにする。
山頂に小生一人であったのなら、鳳岩を下ることも吝かではなかったのだが、大勢のギャラリーの中、
少々固くなった身体では無様な下り方になる可能性も強く、自重した次第。
写真は、迂回路を下った後、鳳岩を見上げたもの。 |
この後、多くの奇岩、そして鎖場を辿りながら順調に下る。
13時を回っているにも拘わらず、登ってくる人もまだ何人かおり、また下山者も多い。
疲れてきているとは言え、何人かの下山者を追い抜く。
乾徳山には数回登っているが、
この乾徳山 〜 扇平間 (あるいは 乾徳山 〜 国師ヶ原間) はいずれも登りに使っただけであり、下りに使うのは今回が初めてである。
そのためか、結構 新鮮に感じられる。 |
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