黒金山 ( 黒金山:2,231.8m ) 2015.5.6 登山



【PHOTO & 記録 黒金山 3】

少し登ると、左手に 富士山が見通せるようになる。
富士山の山頂を覆っていた雪は大分少なくなっており、今は雪が縦の筋となって残っている。

緩やかな斜面を登っていく。
1月の時は斜面全体が雪に覆われていてルートが分かりにくかったのだが、今は踏み跡がハッキリ見え、迷うことは無い。
しかし、今回確かめても、この辺には全く目印となるテープがない。

1月に辿ったルートが、正規のルートだったかどうか確認することを楽しみながら登る。

やがて、左手樹林越しに 黒金山から 乾徳山へと続く尾根が見えるようになるが、 この先、もっとよく見える場所があることが分かっているので、無理して写真を撮るようなことはせずに登り続ける。

小さなピークの左側を巻いて左の方へと進んでいくと、 やがて先の方に 『 県有造林地 』 を示す白い立て札が見えてくる。
前回は、ルートを手探り状態で進む中、この立て札を見てホッとしたのを思い出す。

右手にササ原の窪地を見て、土手のようになった所を進むと、 記憶通り 2つほど手書きの標識が現れる。
そして、すぐに小さな流れを 2つほど横切るが、手前の流れは 1月と同様、結構 水量がある。
しかし、川底が黒い土なのであまり美味しそうには見えず、今回も水は飲まずに進む。

この水場を過ぎると、立ち枯れの目立つササ原の斜面を斜めに横切りながら登ることになる。
前回は、ササ原に雪の絨毯が続いていたのだが、今回はササ原の中、足下には小さな花が咲いている。

少し高度を上げて振り返れば、 富士山がよく見えるようになる。
五合目付近より下はうっすらと雲が掛かっているため、まるで雲の上に浮かんでいるようであり、なかなか神秘的である。

9時18分、ササ原下展望台に登り着く。
ここにある標識には、牛首ノタルまで 1時間と書かれている。
前回は、雪のため、1時間経っても牛首の足下にさえ到達できなかったのだが、果たして本日はどうであろう。

なお、展望台というだけあって、ここの眺めは素晴らしい。
しかし、見える光景は先程の林道出合いとほぼ同じである。

平らな道を少し進み、小さなマウンドを登ると、樹林の間から 黒金山の姿がよく見えるようになる。
前回は黒と白が混ざり合っていた黒金山も、今は緑の占める割合が多くなっている。
また、黒金山の右には三角形をした牛首も見えている。

ササ原の快適な登りが続く。
道は記憶通り、牛首の右手方面へと進んだ後、牛首から右(東)へと延びる尾根の懐を横切るようにして左へと曲がっていくようになる。
水が染み出ている斜面を横切り、やがて牛首を正面に見ながら進むようになる。
左手後方には、黒金山から続く尾根の先に 乾徳山が見えている。

この辺は、1月の時には斜面を雪が覆っており、斜めになった雪を横切っていかねばならず苦労した所である。
今は快調に進むことができる。



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