水晶山・古礼山 ( 水晶山:2,158m 古礼山:2,112.3m) 2017.3.8 登山



【PHOTO & 記録 水晶山・古礼山 5】

一方、このササの斜面にはほとんど木がないので、 展望は大きく開けることになる。

振り返れば、先程まで 富士山に絡んでいた雲が少なくなっている。
シメタとばかりに写真を撮りまくる。
しかし、それも束の間、すぐにまた雲が絡み始める。

明るいササ原の斜面を喘ぎつつジグザグに登る。
足を止めて上を見上げるというパターンを繰り返しながらも 何とか足を進めて行くと、やがて先の方にベンチと案内標識が見えてくる。
もう少しである。

そして、10時58分、雁坂峠に到着。
この雁坂峠は明るく伸びやかで気持ちの良いところである。

左手を見れば、ササ原の斜面が 雁坂嶺へと延びており (写真)、 右手を見れば 水晶山へと続く稜線が見えている。

こちらは 水晶山方面。


勿論、ここは南側が大きく開けており、展望は素晴らしい。
ここに至る迄に見えていた山々の展望の集大成といったところである。

ここに至る迄の展望に付け加えるとすれば、 乾徳山から 黒金山へと続く稜線の後方に布引山、 笊ヶ岳、偃松尾山が確認できることである。
しかし、そのさらに後方に見えるはずの南アルプスの主役級の山々は雲に隠れてしまっていて見ることができない。

写真 右から 1/4程のところにあるピラミッド型の山が黒金山。
黒金山から左に延びている稜線は、途中に笠盛山を挟み乾徳山へと至っている。
そして、笠盛山と乾徳山とを結ぶ稜線の後方に、うっすらと布引山、笊ヶ岳、偃松尾山が確認できる。

残念ながら 富士山の方はまた雲が絡み始めていて スッキリしない。

ベンチに腰掛けて暫し休憩する。
空腹を満たした後、これから進む方向を見ると、この雁坂峠周辺には雪が多いものの、この先は日当たりが良いためか、 尾根上に雪は少ないようである。
これはスノーシューの出番はないなと判断し、代わりに軽アイゼンを装着して 11時22分に出発する。

これで、 この先も 2kg (スノーシューの重さ) のハンデを背負っての登りが続くことになってしまったが、 進むに連れて疲れが増してくることを考えるとこれは大変厳しい。

道は一旦下りに入った後、 すぐに緩やかな傾斜の登りに変わる。
左手を見れば 和名倉山が見えている。

足下の雪は多い所もある一方で、ほとんど無いところもあって、 やはりスノーシューの出番はないようである。

なお、写真奥 左に見える大きな山が 唐松尾山
その右の平らな山は黒槐山、笠取山と思われる。
そして、その 2つの山の後方には 飛竜山が少しだけ見えている。



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