その長かった林道歩きも、 今までの登り勾配から雪道の下りに変わり、その先にて沓切沢橋 (写真) を渡れば終了となり、 橋の先から山へ取り付くことになる。 その取り付き口には 8時18分に到着。 ここからは暫くジグザグに斜面を登る。 | |
高度を上げていく途中、
左手の樹林が切れ、南西方面の山が見えてくる。 なお、これらの山々はなかなか立派な形をしているが、 これは下方から見上げているからであり、この後 これらの山々は黒金山が後方に現れることによってあまり目立たなくなる。 道は最初ジグザグに高度を上げていくが、すぐに左下に久渡沢を見ながらの、 斜面を横切るほぼ平らな道が続くようになる。 |
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暫く黙々と進んでいくと、やがて足下に雪が現れ始める。 ナメラ沢への下り口を過ぎると、やがて 道は少し下ってその先で小さな沢を横切ることになる。 | |
この沢への下りは岩場に雪が積もっており、
また沢の周辺は水しぶきが凍った状態になっているため、足下がかなり危うい状態である。 一応ロープが張られてはいるものの、かなり注意を要する状態なのだが、
背中のザックから軽アイゼンを取り出して装着するのが面倒と思い、ノーアイゼンのままで恐る恐る沢へと下りる。 |
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今年の元旦に雁坂峠付近の沢で遭難事故があり、
2名がお亡くなりになっている訳で (無論、ここではない)、こういう危ない場所は万全を期さねばならないのである。 この沢を渡ると暫く雪の無い道が続くが、やがて足下には雪が連続するようになる。 | |
滑らないように注意して進んでいくと、 今までかなり左下方に見えていた久渡沢との距離が縮まり、やがて道は河原の中を歩くようになる。 小さな流れを渡った後、両側を斜面に囲まれた谷状の中を進む。 また、雪に覆われて足下の道が見えなくなっている箇所もいくつかあるが、 周囲に疎らに生えている木々にテープが短い間隔で付けられているので迷う心配はない。 |
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