少し傾斜が急になった斜面を登り、まだ花を多く咲かせているレンゲツツジの脇を抜けると、 周囲は灌木帯に変わるとともに、傾斜が緩んで頂上が近いことを予感させる。 レンゲツツジがチラホラ咲いている中を緩やかに登る。 | |
そして、その斜面を登り切ったところが鷲ヶ峰頂上で、ここには標柱、方位盤、ベンチがある他、御料局三角点が置かれている。 残念ながら周囲の山々は雲とガスに覆われていて全く展望を得ることができない。 |
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展望も得られないことから、少し休憩した後、先へと進むもうとしたところ、 標柱に 『 鷲ヶ峰山頂 1,798.3m 』 と書かれていることに気がつく。 小数点以下の表記があるということは三角点があるということなので、出発を取りやめて三角点を探すことにする。 過去 2回の登頂では三角点の存在に全く気づいていなかったため、 今回こうして三角点を踏むことができたことで本当の登頂を果たした気分である。 | |
8時47分、改めて出発、先へと進む。 相変わらず周囲はガスが多く展望はほとんど利かないが、少し回復基調にあるのか、前方の山々は何とか見えるようになり、 その山間 (やまあい) に赤い屋根が見えることに気づく (写真 中央)。 その時は八島ビジターセンターかと思ったのだが、帰宅後調べると、 ビジターセンターよりも南にある 『 鷲ヶ峰ひゅって 』 であると判明する。 灌木帯の中を進む。 |
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やがて道が緩やかに下り始めると、前方、ガスが少し漂う中に緑の斜面を有した尾根、 そして高みが見えてくる。 三峰山と同じく 木がほとんど生えていない状態であるが、異なるのは斜面がササ原ではなく草原 (くさはら) であることである。 スカッとした晴天でないのが残念であるが、それでも緑の尾根上を通っている登山道に心が浮き立つ。 | |
道の方は一旦少し小さな高みに登った後、 下りに入るところで右 (ほぼ南) へと下って行く。 下る先を見やれば、先ほど見えた緑の尾根が鞍部から一直線に上方へと伸びており、その先に鈍角三角形の高みが待っている。 鞍部へと下り、そこからは緩やかに登っていく。 |
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